ConoHa WINGの5つのデメリットを利用者が解説!【実体験を語る】


サイト運営を始めるためにレンタルサーバーのConoHa WINGが候補に入っているけれど、悪い評判やデメリットが気になっているかと思います。

当サイトでは実際にConoHa WINGを利用しているため、実体験としてConoHa WINGのメリット・デメリットをお伝えできます。

サービス内容上のデメリットを解説することはもちろん、サーバーの不具合も経験したのでここに関しても言及していきます

ConoHa WINGにすべきか悩んでいる方の判断材料になると思うので、ぜひ最後まで見ていってください。

記事の最後にはおすすめのレンタルサーバーも紹介しています。

ConoHa WINGのデメリット

では早速、今回紹介するConoHa WINGのデメリットは下記の5つです。

  • お試し期間がない
  • 土日祝はサポートがない
  • サーバーの安定性に欠ける
  • 途中解約できない(WINGパックの場合のみ)
  • 管理画面の動作が重い

ConoHa WINGは当サイトでも使っているので、体験談も交えて1つずつ解説していきます。

1. お試し期間がない

1つ目は、お試し期間がないことです。

他のレンタルサーバーには10日間、14日間、30日間といった具合でお試し期間が設けられている場合があります。

お試し期間がないことのデメリットは、当然ながら何か想定と違ったことがあったり、サイトの開設を止めようと思った場合でも契約の取り消しができないことです。

一方で、お試し期間はないもののConoHa WINGの通常パックは時間単位の料金体系になっています。1時間2.2円〜で、使った分だけの費用発生となるので、もし短期間で止めたとしても最小限の出費で抑えられます。

2. 土日祝はサポートがない

ConoHa WINGのサポートセンター「ConoHa サポート」では、契約関連、ConoHa WINGの設定方法・操作方法、アカウント情報の変更、料金・支払い方法、障害など様々な疑問点に対してサポートしてくれます。

サポートは電話、チャット、メールの3つの手段で可能となっていますが、サポート対応時間が平日10 ~ 18時の間のみとなっています。(ただし、メール問い合わせは24時間受け付けている)

よって、会社員の方が休日にサーバーの設定をしようとして疑問点が生まれても、サポートを受けられないので注意が必要です。

3. サーバーの安定性に欠ける

ConoHa WINGの評判や口コミを調べていると、よく見かけるデメリットの一つがサーバーの安定性に欠けるという点です。

これに関しては私自身も、SSLの更新に関する障害を一度経験しました。

SSLとは?

インターネット通信を暗号化する仕組みのことで、SSLを設定することでWebサイトのセキュリティを強化できる。SSLには有効期限があり、有効期限が切れるとWebサイトが閲覧できなくなる

ConoHa WINGでは、90日間でSSLが期限切れとなるため期限が来る前に自動更新をしてくれることになっています。今回、この自動更新が上手く機能せずにWebサイトが閲覧できなくなる事態が起こりました

しかも、休日にこの問題が起きたためサポートも受けられません。

かなり焦っていたところ、SSLを設定するON・OFFボタンを何度かポチポチ繰り返していたら1時間程度で運良く復旧しました。

後日、下記のように障害があったことを認める公式アナウンスもありました。

現在ConoHa WINGにてご利用いただいております無料独自SSLの自動更新におきまして更新が正常に完了するドメインの状態であっても失敗する可能性がある状況を確認しております。

事象につきましては現在調査中となり対策について検討させていただいている状況でございます。

ConoHa WINGの公式アナウンスにて

これ以降はSSLの自動更新は問題なく行われており、私はこの1件以外はサーバーに関する問題は起きていません。

とはいえ、SSL自動更新の失敗はWebサイトのアクセス不可に直結するため心配な点ではあります。

4. 途中解約できない(WINGパックの場合のみ)

ConoHa WINGには下記2つの料金タイプがあります。

  • 通常
  • WINGパック

それぞれの料金体系と契約期間を比較すると下記になります。

料金タイプ 初期費用 月額料金 最低利用期間 途中解約
通常 無料 最大1,320円 1時間 あり
WINGパック 無料 1,210円(3ヶ月契約の場合) 3ヶ月 なし
どちらもベーシックプランの場合

表から分かるとおり、WINGパックは最低利用期間が3ヶ月となるため、この期間は途中解約ができません。例えば、WINGパックのベーシックプランで3ヶ月契約をすると初期費用として3,630円(1,210円/月 × 3ヶ月分)が必要になります。

その代わり、WINGパックは通常の料金タイプに比べて月換算で見ると安いというメリットがあります。どちらの料金タイプにもメリット・デメリットがあるので自分に合った方を選ぶのが大切ですね。

もし、短期間での途中解約を検討しているのであれば、通常の料金タイプを選択しましょう。

5. 管理画面の動作が重い

レンタルサーバーと契約をすると、管理画面でサーバーの設定を進めることになります。ConoHa WINGにも「コントロールパネル」と呼ばれるサーバーの管理画面で設定を行います。

ConoHa WINGのサーバー管理画面

この管理画面が少々重たいんですね。。

ポケットWi-Fiやスマートフォンのテザリング、Wi-Fiの安定しないカフェなどだと、作業に時間がかかる可能性があるため、ConoHa WINGのサーバー設定をする時だけは自宅など安定したネット環境がある場所で実施することをおすすめします。

管理画面の操作性はとても良くて、初心者の方でも迷わずにサーバーの設定ができるようになっています。

ConoHa WINGが向いている人(メリット)

ConoHa WINGにはここまで説明してきたようなデメリットがありますが、それを遥かに上回るメリットがあります。だからこそ、当サイトでもConoHa WINGを利用しています。

具体的にConoHa WINGの利用に向いている人は下記に当てはまる人です。

  • サイトの表示速度を重視したい
  • 初期費用を抑えてブログを始めたい
  • 手厚いサポート環境が欲しい

1つずつ見ていきましょう。

サイトの表示速度を重視したい

サイトの表示速度を重視したいのであれば、ConoHa WINGを選べば間違いありません。当サイトもConoHa WINGを利用してから表示速度が遅いと思ったことはありません。

他のレンタルサーバーと比べて約2倍の表示速度を実現するなど国内No.1の水準です。

ConoHa WING公式サイトより引用

多くのブロガーも下記のとおり、表示速度の速さを推しています。

サイトの表示スピードは予想以上に早くなりました。特に影響が大きかったのが、画像が多いページのスマホでの表示速度です。サイト表示速度を採点してくれるGoogleのサービス(PageSpeed Insights)では70点台→92点までの大幅アップを果たしました。

引用:ConoHa WING事例インタビュー(マクリン)

すごく手軽に導入できるのにサイトスピードがすごく速くなったので、初心者に限らず「サイトスピードを手軽にアップしたい人」には強くお勧めできます

引用:ConoHa WING事例インタビュー(☆←ヒトデ)

初心者がWordPressでブログやメディアを作るのであれば現状いちばんおすすめできるサーバーです。しばらくConoHa WINGを使っていますが、体感速度も速く満足しています。表示速度はユーザー体験に直感するので「速さは正義」ですね。

引用:ConoHa WING導入事例(サルワカ)

初期費用を抑えてブログを始めたい

初期費用を出来るだけ抑えたいと考えている方にもConoHa WINGをおすすめできます。

その理由は下記の2点です。

  • 他のレンタルサーバーと比べても基本料金が安い
  • 独自ドメインを最大2つまで無料で取得できる

基本料金が安い

下記はWordPressでサイトを開設する際に、よく比較検討されるレンタルサーバー7社です。各社、容量が200~300GBのプランにおいて料金を比較してみました。

レンタルサーバー 初期費用 月額料金 初年度の合計費用
ロリポップ! / スタンダードプラン 1,650円 660円 9,570円
ConoHa WING / WINGパック ベーシックプラン 無料 911円 10,932円
mixhost / スタンダードプラン 無料 1,078円 12,936円
お名前.com レンタルサーバー / RSプラン 無料 1,078円 12,936円
カラフルボックス / BOX2 無料 1,166円 13,992円
エックスサーバー / スタンダードプラン 3,300円 1,100円 16,500円
さくらのレンタルサーバ / プレミアムプラン 1,048円 1,310円 16,768円
12ヶ月契約の場合の費用

ConoHa WINGは二番目に安く、一般的なレンタルサーバーの中で比較的リーズナブルだと言えます。

独自ドメインが最大2つまで無料

また、WordPressでサイトを開設する場合は、独自ドメインを取得する必要があります。独自ドメインは安いものでも、年間数百円から数千円程の費用がかかります。

レンタルサーバー会社の中には、レンタルサーバーの契約とセットで独自ドメインを取得すると、独自ドメイン代を無料にする特典を提供している場合があります。

そして、ConoHa WINGは最大2つまで独自ドメインを無料で取得できます(対象はWINGパックのみ)。これにより、本来独自ドメインの取得にかかる費用を抑えることができるのです。

手厚いサポート環境が欲しい

レンタルサーバー会社では一般的に下記3つのサポートのいずれかが提供されています。

  • 電話サポート
  • チャットサポート
  • メールサポート

特に初心者の方は、テキストで説明できない場合は電話サポートに頼るしかないので、電話サポートの有無はとても重要です。

記事の前半でも記載しましたが、ConoHa WINGではこの3つのサポートが全て提供されています。確かに、平日しかレスポンスがない点はデメリットですが、その点を除けばサポートは手厚いです。

私も休日にメール問い合わせを行ったことがありますが、休み明けに返答をもらうことができ、サポートも丁寧だったため好印象です。

レンタルサーバー選びで迷ったら…

ここまで、ConoHa WINGのデメリットとConoHa WINGがどんな人に向いているかを解説してきました。その上で、まだ他のレンタルサーバーと比較してConoHa WINGにするべきか悩んでいる方もいるかもしれません。

一つ言えることは、サイトの表示速度はどうしても妥協できないという方は「ConoHa WING(コノハウィング)」で間違いないということです。

もし、その他の点(サーバーの安定性や料金の安さ)を重視するのであれば、下記3つの中からレンタルサーバーを選ぶことをおすすめします。

・表示速度とコスパで選ぶなら「ConoHa WING(コノハウィング)」※おすすめ度No.1
・やや値は張るものの、総合的な満足度で選ぶなら「エックスサーバー
・料金の安さで選ぶなら「ロリポップ!


下記の記事でこの3つのレンタルサーバーをおすすめする理由や、具体的なおすすめポイントについて解説しています。よければぜひご覧ください。

WordPress初心者におすすめのレンタルサーバーはこの3つ!【選ぶ時のポイントも解説】

内容のまとめ

  • ConoHa WINGの5つのデメリット
    • 1. お試し期間がない
    • 2. 土日祝はサポートがない
    • 3. サーバーの安定性に欠ける
    • 4. 途中解約できない(WINGパックの場合のみ)
    • 5. 管理画面の動作が重い
  • ConoHa WINGが向いてる人
    • サイトの表示速度をとにかく最重要視したい方
    • 初期費用を出来るだけ抑えてブログを始めたい方
    • 困った時に手厚いサポートを受けたい方
  • レンタルサーバーで迷っている場合、サイトの表示速度だけは妥協したくないという方は「ConoHa WING」を選んでおけば間違いない
  • おすすめのレンタルサーバー3選
    • 表示速度とコスパで選ぶなら「ConoHa WING」
    • やや値は張るものの、総合的な満足度で選ぶなら「エックスサーバー」
    • 料金の安さで選ぶなら「ロリポップ!」