【最高月収90万円】フリーランスWebライターの年収や稼ぎ方、案件獲得の方法を徹底解説


時間や場所に縛られないWebライターは、近年人気が出てきています。中にはフリーランスになって稼いでいきたいと考えている人もいるのではないでしょうか。筆者である私自身、Webライターの働き方に魅力を感じてフリーランスWebライターになりました。

しかし、フリーランスWebライターはどれくらい稼げるのか、どうやって稼いでいるのかは気になりますよね。正直なところ、フリーランスになってすぐに会社員並に稼ぐことはできず、安定した収入を得るには努力し続けなければなりません

筆者である私は、約5年前にフリーランスWebライターとして開業しました。過去の最高月収は90万を超えており、現在はプライベートに合わせた働き方をしています。

今回は、私の経験を踏まえてフリーランスWebライターのリアルな年収や稼ぎ方について紹介します。誰でも実践できる案件獲得の方法や、Webライターとしてレベルアップするためのコツについても解説します。

これからフリーランスWebライターを目指す人の参考になれば幸いです。

フリーランスWebライターの年収推移

フリーランスWebライターを目指すうえで、1番気になるポイントは年収ではないでしょうか。筆者である私は2018年1月1日にフリーランスWebライターとして開業し、約5年間Webライターを続けてきました。

どのように年収が推移したのかを表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

1年目 360万円
2年目 690万円
3年目 620万円
4年目 450万円
5年目 500万円(※見込み)

実はフリーランスになる前に10ヶ月ほど副業Webライターとして活動していた期間があります。副業Webライター時代は月5千〜1万円程度しか稼げていませんでした。しかし、フリーのWebライターに集中したことで、1年目から年収360万円を達成しています。

フリーランスWebライターになる前、会社員時代の私の月収は30万円でした。そのため、Webライターとしても月収30万円を目標に仕事をしていました。今でも最低ラインとして月30万円は稼ぎたいという意識を持っています。

表から分かるように、2年目・3年目は順調に仕事をこなして収入を上げていたものの、4年目に大幅に収入を減らしています。この年は、夫の転職によって生活環境が変わったり、結婚式を執り行ったりとプライベートが忙しい年でした。

このように、プライベートに合わせて働く時間や仕事量を決められることは、フリーランスWebライターならではの働き方と言えるでしょう。

フリーランスWebライターの実際の案件例

過去の私の年収をご紹介しましたが、どのように300万円以上の年収になっているのか気になる人もいるのではないでしょうか。ここでは、フリーランスWebライターの案件例として、私が実際に請けてきた案件の詳細をご紹介します。

  1. ITジャンル・報酬7〜15万円前後
  2. 恋活・婚活ジャンル・報酬月15~30万円
  3. M&A・金融ジャンル・報酬月5〜50万円

フリーランスWebライターになったときにどのような案件を獲得していくのか、ぜひ参考にしてください。

案件①:ITジャンル・報酬7〜15万円前後

2022年7月から現在も継続してご依頼いただいているITジャンルの案件です。ランサーズのプロフィールに書いていたIT製品の法人営業をしていた経歴を見て、お声がけいただきました。

案件のジャンル IT系
文字単価 3円
1記事あたりの執筆文字数 8000文字程度
仕事内容 ・構成作成
・執筆
・WordPress入稿(画像作成なし)
月の執筆本数 3〜5本
月の平均報酬額 10万円
契約期間 2022年7月〜現在

案件②:恋活・婚活ジャンル・報酬月15~30万円

フリーランスWebライターを開業した年にご依頼いただいた恋活・婚活ジャンルの案件です。開業直後に交流のあったクライアントからのご紹介で長くご依頼いただきました。

案件のジャンル 恋活・婚活系
文字単価 2.4円
1記事あたりの執筆文字数 3,000〜10,000文字
仕事内容 ・構成作成
・執筆
・WordPress入稿(画像作成あり)
月の執筆本数 10〜30本
月の平均報酬額 20万円
契約期間 2018年11月〜2019年6月

案件③:M&A・金融ジャンル・報酬月5〜50万円

フリーランスWebライターを開業した年にランサーズから応募したM&A・金融ジャンルの案件です。さまざまなメディアで、同ジャンル記事の執筆を任せていただきました。クライアントとの関係が良好で、現在でも別案件でお取引を続けています。

案件のジャンル M&A・金融系
文字単価 4.6円(初めの3ヶ月は2円)
1記事あたりの執筆文字数 5,000〜10,000文字
仕事内容 ・構成作成
・執筆
・WordPress入稿(画像作成あり)
月の執筆本数 5〜20本
月の平均報酬額 25万円
契約期間 2018年2月〜2020年11月

フリーランスWebライターが案件を獲得する方法

フリーランスWebライターになると決めても、案件がなければ収入はゼロです。どのように案件を獲得すべきか、私や周りのWebライター仲間の体験を踏まえてご紹介します。

フリーランスWebライターが案件を獲得する方法は、主に以下の6つです。

案件獲得方法 駆け出しフリーランスWebライターへの
おすすめ度
クラウドソーシングを利用する ☆☆☆☆☆
直接営業をする
SNSで案件を探す ☆☆☆
継続案件を獲得する ☆☆☆☆☆
クライアントから紹介してもらう ☆☆☆☆☆
ブログやSNSアカウントに依頼がくる ☆☆☆

いきなり全ての方法を実践する必要はありません。あなたにできそうな方法から初め、徐々に案件獲得の選択肢を増やしていきましょう。

クラウドソーシングを利用する:おすすめ度☆☆☆☆☆

初心者フリーランスWebライターに、まず実践して欲しい案件獲得方法はクラウドソーシングの利用です。

クラウドソーシングとは、案件を依頼したい企業や人と案件を請けたい人をマッチングするためのプラットフォームです。Webライティングに限らず、Webデザインや動画作成、翻訳など、インターネット上で完結する案件の募集が多数掲載されています。

クラウドソーシングには、Webライター向けの案件がたくさん募集されています。初心者向けの案件も数多いため、これからフリーランスWebライターとして案件を獲得したい人におすすめです。

私自身、フリーランスWebライターとして初めての案件はクラウドソーシングで獲得しました。初めて契約したクライアントとは、今でも交流があり定期的にお仕事をいただいています。

初心者からベテランまで多くのWebライターが利用しているおすすめのクラウドソーシングは2つあります。

Webライターにおすすめのクラウドソーシング

2つともたくさんの案件募集が公開されており、使いやすさや案件の獲得しやすさに大きな違いはありません。両方に登録すると案件の幅が広がるため、ぜひ活用してください。

2つのサービスの特徴を確認していきましょう。

クラウドワークス

クラウドワークスは、国内最大級の案件を保持しているクラウドサービスです。76万社の企業と470万人のフリーランスが利用しています。国内で唯一クラウドソーシングサービス事業だけで上場を果たした企業が運営しており、契約・取引面も安心して行えます。

「記事・Webコンテンツ作成 の仕事・求人」のカテゴリーには5万件以上の案件が登録されており、「未経験」のキーワードで絞っても5,600件以上の案件が見つかりました(2022年12月時点)。

知名度が高く、案件を依頼したい企業は「まずクラウドワークスに」と登録する傾向があり、案件数が豊富です。長期案件も1万件以上と豊富なため、フリーランスWebライターも応募しやすいでしょう。

実は、私の場合、開業5年目にしてようやくクラウドワークスに登録しました。今までは「ランサーズだけで管理が大変」と思っていたためです。しかし、登録すると豊富な案件数やバラエティ豊かな案件内容があり、早く登録しておけばよかったと後悔しました。

ぜひ、みなさんはクラウドワークスに登録し、ぴったりの案件を見つけましょう。

ランサーズ

ランサーズは、運営側のサポートがしっかりしていてWebライターが損しないシステムを築いているクラウドサービスです。

  • AI判定でお仕事ランクが判定される
  • 悪質なクライアントを通報できる
  • クライアントの評価が見れる
  • 仮払い制度でクライアントと連絡が取れなくなっても報酬が支払われる

報酬が低いとAIが判定し、案件ページに「市場価格と相違」と表示されます。クライアントは「適正価格」と表示されるように報酬価格を調整するため、優良案件が多い印象です。

Webライター向けの「ライティング」のカテゴリーには850件以上の案件が登録されており、「未経験」のキーワードで絞ると60件の案件が見つかりました(2022年12月時点)。また、長期案件に絞ると145件の案件が該当しています。

利用満足度は98%と高評価であることから、使いやすさと安心感が伝わります。実際、私は副業Webライターをしているときからランサーズを使っていました。たまたま周りにランサーズで翻訳の仕事をしている友達がいたからです。

開業からもうすぐ5年経つ今でもランサーズは利用しており、営業活動に役立っています

直接営業をする:おすすめ度☆

寄稿したいと思うメディアがあるのなら、直接営業する方法で案件を獲得しましょう。例えば、以下のようなメディアではライターを募集しているケースが多いです。

  • 美容系メディア
  • 旅行・観光地系メディア
  • アウトドアメディア
  • 芸能ニュースメディア

気になるメディアの運営元の採用ページや、メディアサイトの下部に設置している「Webライター募集」の文言から応募方法を確認できます。Webライターを募集していない企業も多いため、チャンスは少ないです。

もし応募するのであれば、以下のような書類を準備しなければなりません。

  • 職務経歴書
  • 履歴書
  • テストライティング

テストライティングとは、メディアから課題を与えられてそのテーマで執筆した記事を指します。私は過去に美容系メディアに直接営業をして案件を獲得したことがあります。このとき与えられた課題は「オーガニックコスメ」のキーワード対策をした記事でした。

中には、テーマを与えられず、「あなたが寄稿したい内容で3,000文字で記事を提出してください」と言われることもあります。応募時にライティングスキルを評価してもらうために無償で記事を書かなければならないことに注意しましょう。

SNSで案件を探す:おすすめ度☆☆☆

SNSで案件を募集しているケースがあるため、活用できます。私自身、SNSを通じて過去に案件を獲得してきました。私が活用してよかったSNSは、以下の2つです。

Webライターの案件獲得におすすめのSNS
  • Twitter
  • Wantedly

意外にも多くのWebライター案件が見つかるため、ぜひ活用してみてください。

Twitter

TwitterにはWebライター同士のコミュニティがあります。Webライター同士の交流だけでなく、Webライター募集のツイートも数多くあるためチェックしてみましょう。

以下のようなハッシュタグで検索をかけると、効率良く案件探しができます。

  • #ライター募集
  • #Webライター

中にはWebライター向けの案件募集用のアカウントを運用している人や企業もあります。

フォローしておくと、常時新しい案件情報が舞い込んでくるためおすすめです。

案件募集のツイートを見つけたら、リプライやDMを通して応募しましょう。個人情報のやりとりをすることもあるため、DMが安心です。

応募の際、以下のような情報を求められるケースが多いです。

  • 名前
  • 実績(Webライター歴・得意ジャンルなど)
  • ポートフォリオ(なければ過去に書いた記事)
  • SEOに関する理解度
  • PR文

Twitterで名前や実績などの個人情報を開示することに抵抗のある人には向きません

また、Twitterを通して獲得する案件は、クラウドソーシングと違って個人と個人での直接契約です。記事を納品したあと、「報酬が支払われずに雲隠れされた」といったトラブルが起きても、匿名性の高いTwitterでは相手を追うことができません。

しっかり信用できる相手であるかどうかを見極め、契約書を交わしたうえで業務を遂行するようにしましょう。

Wantedly

Wantedlyとは、やりがいや環境で求人者と求職者をマッチングするビジネスSNSです。Wantedlyをのぞくと会社側が魅力をアピールしているページがあり、熱い想いを持った経営者や人事担当者と交流できます。

20〜30代の若手層がメインで、エンジニアやマーケティング、デザイナーなどのIT系を仕事にする人が多いです。正社員やアルバイトの求人が多いですが、業務委託ができるWebライターの求人も存在します。

気になる会社を見つけたら積極的にメッセージを送り、採用担当者にアピールしましょう。応募の際には、以下の書類の提出が求められます。

  • 履歴社
  • 職務経歴書
  • ポートフォリオ、もしくは過去に書いた記事

私が応募した1社では、テストライティングとWeb面談もありました。テストライティングでは実際にメディアに投稿することを前提とした記事の制作が課題に出され、1週間の期限が設けられました。

Web面談の内容は、人柄の確認や今後のスケジュール調整です。テストライティングの時点で採用を決めていただいていたようですが、当時はとても緊張したことを覚えています。

Wantedlyでの案件獲得方法は、他の案件獲得方法と比べると就職活動に近い印象です。企業のアピールページにて一緒に働く相手の顔や想いが分かるため、クライアントの人柄や仕事に対する姿勢を重視したい場合に活用しましょう。

継続案件を獲得する:おすすめ度☆☆☆☆☆

フリーランスWebライターにとって1番ありがたい案件獲得方法は、継続案件です。同じクライアントから継続して仕事をもらえるため、仕事の進め方やマニュアルが同じで「やりやすい」と感じるでしょう。

私自身、ほとんどの案件が継続案件です。面白そうなジャンルであれば単発の案件に応募することもありますが、基本的には長期でお付き合いできるクライアントを探しています。なぜなら、できるだけ新規案件の獲得のための営業に時間を避けたくないからです。

継続案件を獲得するには、クライアントと良好な関係を築き上げる必要があります。求められたクオリティ以上の記事を納品することは前提として、以下のような対応を心がけましょう。

  • 記事の方向性や目的のすり合わせをする
  • スケジュールに関するコミュニケーションを密に取る
  • 指摘されたことに柔軟に対応する

また、そもそも「長期歓迎」「継続的なお付き合い希望」といった案件に絞って応募することも意識しましょう。特に立ち上げ期のメディアであれば継続的に依頼できるWebライターを探していることが多いため狙い目です。

継続的にお付き合いできる可能性のあるクライアントを見つけ、「一緒に仕事がしたい」と思われる対応をして継続案件を獲得しましょう。

クライアントから紹介してもらう:おすすめ度☆☆☆☆☆

クライアントから新しいクライアントを紹介してもらえるケースも少なくありません。私は過去に、何件もクライアントの紹介によって案件を獲得してきました。紹介のケースは様々で、以下のようなケースが挙げられます。

  • Webライターを探している企業を紹介してもらう
  • 同じ企業内の別事業担当者を紹介してもらう
  • 同じ企業内の別メディア担当者を紹介してもらう

紹介されると記事の品質に期待をされているためプレッシャーを感じます。しかし、相手の状況や仕事内容を把握した上でコンタクトを取れる点においては、気軽さがあります。

また、テストライティングやポートフォリオの提出などを求められないため、軽い挨拶を交わしたあとスムーズに作業へ入っていけることはメリットです。

クライアントから新しいクライアントを紹介してもらうためには、取引中に信頼を獲得することが大切です。求められるクオリティ以上の記事を納品するとともに、「柔軟に動いてくれる」「一緒に仕事しやすい」と思ってもらえるようコミュニケーションを取りましょう。

ブログやSNSアカウントに依頼がくる:おすすめ度☆☆☆

ブログやSNSアカウントに依頼がくるケースもあります。私の場合、クラウドワークスやランサーズ、Twitterに依頼が届きます。

クライアントは案件の募集をかけず、求めるスキルや経験を持っていそうなWebライターにアプローチしているため、自分さえ興味があれば契約が成立しやすいです。

クライアントから依頼が届くようになるには、以下のポイントをおさえましょう。

  • 実績や経歴が分かるプロフィールを掲載する
  • SNSはマメに更新する
  • クラウドソーシングでは実績を積んでおく
  • ブログでは連絡を取る方法を記載しておく
  • SNSとブログを連動させる

私の場合、ランサーズの実績が積み重なっているからか、良い案件のスカウトが多いです。Twitterではまだ1回しか依頼を受けていませんが、プロフィールを見て連絡をいただきました。

ブログやSNSアカウントを育てて、Webライターを探している人の目に留まる情報を掲載しましょう。

Webライター×ブログは最強!おすすめの理由や両立するコツを解説

フリーランスWebライターとして一段上のレベルにいくには?

フリーランスWebライターとして案件を獲得できるようになってきたら、もう一段階上を目指してレベルアップしましょう。そうすることで、効率的に時間を使えるようになったり、収入アップできたりします。

フリーランスWebライターがレベルアップするには、以下の3つのことを実践しましょう。

  • 文章を書く以外の作業を請け負う
  • SEO知識を実践レベルで身につける
  • 営業スキルを磨く

具体的な方法について解説していきます。

文章を書く以外の作業を請け負う

文章を書く以外の作業も請け負えるようになりましょう。そうすることで、1つの案件における仕事量が増え、報酬アップに繋がります。

Webライターに求められる文章を書く以外の作業は、以下の通りです。

構成作成 与えられたテーマやキーワードに沿って、適切なペルソナの設定や文章の構成を考える作業
画像選定・画像作成 記事のなかで掲載する画像を選定したり、作成したりする作業。
フリー素材のなかから選定するケースが多い。
ワードプレス入稿 ワードプレスというコンテンツ管理システムに記事を入稿し、公開できる状態にする作業。
文字の装飾やリスト・表作成、画像挿入なども任されるケースが多い。

文章執筆だけだと文字単価1円程度であっても、他の作業を請け負うことで文字単価の相場は2〜4円までアップします。

文章を書くだけの案件は少なく、「構成作成から執筆まで」「構成作成からワードプレス入稿まで」といった案件募集が多いです。選択肢の幅を広げるためにも、対応できる作業を増やすことをおすすめします。

SEO知識を実践レベルで身につける

SEO知識を実践レベルで身につけましょう。SEO知識のない人とある人の成果物を比較すると、質の差は一目瞭然です。SEO知識がないと判断されると、継続的に案件を依頼されることはないでしょう。

そもそも、SEOとは検索エンジンの最適化です。Googleの検索結果に上位表示させるための施策をSEO対策と言います。Webライターの仕事のほとんどはSEOライティングです。クライアントから上位表示したい検索ワードを渡されて構成を作成し、記事を執筆しなければなりません。

例えば、「Webライター 稼ぎ方」で執筆してくださいと言われれば、【「Webライター 稼ぎ方」で検索したときに上位表示できる記事を執筆してください】と受け止める必要があります。

つまり、記事の上位表示はクライアントの求める成果であるため、SEOを理解できていなければすべての案件において成果を出せません。

また、クライアントとの会話についていけない可能性もあります。以下のような指示を受けても、何をすれば良いか分からないでしょう。

  • 「競合調査をしてください」
  • 「メタディスクリプションの設定をお願いします」

分からないことが出てくるたびにクライアントに確認を取っていると、案件を任せられないと判断されてしまいます。このようにWebライターにSEO知識は必須です。本格的にフリーランスWebライターとして稼いでいきたいなら、実践レベルのSEOを身につけましょう。

効率良くスキルアップしたいなら、SEOライティングが学べる講座やスクールを検討してみてください。

【2024年最新】Webライター講座・スクールのおすすめ10選を比較!初心者からスキルを習得

営業スキルを磨く

営業スキルを磨き、案件獲得の確度を向上させていきましょう。なぜなら、できるだけ営業にかける時間を減らして、執筆やその他の作業に時間を充てたいからです。

初心者Webライターのうちは10個の案件に応募して1~3個程度の採用でも問題ありません。しかし、どんどん経験と実績を積んでいくとコツやアピール方法が分かってくるはずです。いつまでも「数打ちゃ当たる戦法」だと時間を浪費してしまいます。

私の場合、元々営業マンだったからかフリーランスWebライターになった直後から案件に困ることはありませんでした。ほぼ100%の確率で応募した案件の受注を決めています。

私が実践してきた営業テクニックは、以下の通りです。

  • 自分に合う営業ツール(クラウドソーシングやSNSなど)を見つける
  • クライアントに自分を採用するメリットを提示する
  • 実績が伝わりやすいようにポートフォリオを作成する
  • 長期案件に絞って応募する

これらを実践すると、「営業ばかりに時間が取られて仕事がない」といった状況から脱却できます。ぜひあなたに合うテクニックを営業に取り入れてくださいね。

フリーランスのWebライターになる上での注意点

フリーランスWebライターになると覚悟を決めた人も、少し待ってください。以下の注意点をしっかり理解したうえで、本当にフリーランスWebライターとして独立するのかどうかを検討しましょう。

  • いきなり稼ぐことはむずかしい
  • 自己管理とスケジュール管理が大切
  • 税金支払いや年金・保険の手続きを自分でしなければならない

注意点を知ると、「めんどくさい」「しんどそう」と思うかもしれません。もし、覚悟が決まらないなら正社員としてWebライターの仕事をする選択肢や副業をする選択肢もあります。

詳しく注意点について確認していきましょう。

いきなり稼ぐことはむずかしい

リアルな話をすると、どんな方でもいきなり稼ぐことは難しいです。フリーランスWebライターになったからと言って自然に仕事が舞い込んでくるわけではありません。まずは地道に営業をして案件を獲得する必要があります。

特に、初心者Webライターであれば文字単価1円未満の案件しか採用されず、一定の収入を得るために多くの労力をかけなければなりません。Webライターになってすぐの頃は、1,000文字の執筆に1〜2時間程度かかってしまうでしょう。

私の場合、いきなりサラリーマンを辞めてWebライターの案件を探したわけではありません。サラリーマンをやりながら副業Webライターをしていたため、クラウドソーシングを使った案件獲得方法を習得する時間が十分にありました。

Webライターの副業をやってみた筆者のリアルな体験談【稼いだ金額や独立できた理由も解説】

それでもフリーランスWebライター開業直後の私の月収は、以下の通りです。

  • 独立1ヶ月目:5万円
  • 独立3ヶ月目:16万円
  • 独立6ヶ月目:29万円

頼る家族がいなかったり、貯金がなかったりするのであれば、サラリーマン並の収入を稼ぎ続けなければなりません。そのため、いきなりフリーランスWebライターになることは危険です。

まずは、サラリーマンを続けながら勉強をし、副業で継続的に案件を獲得できるようになることを目指しましょう。

自己管理とスケジュール管理が大切

フリーランスWebライターには、自己管理とスケジュール管理が非常に重要です。

まず、自己管理とは体調管理やモチベーション管理を指します。Webライターの仕事の性質上、執筆しなければ報酬を受け取ることができません。つまり、体調不良で3日寝込んでしまうと、その分執筆がストップしてしまって報酬も獲得できません。収入面に大きく響くでしょう。

また、自分で執筆のモチベーションを保つ必要があります。フリーランスWebライターに同僚はいないため、自宅で1人パソコンに向かって作業をするスタイルが一般的です。怠けてもだれも怒ってくれないため、つい動画を見たり漫画に手が伸びたりする人にはフリーランスWebライターを続けられないでしょう。

次に、スケジュール管理とは案件ごとの納期の管理を指します。フリーランスWebライターは、常に多くのクライアントとやりとりをしながら案件を同時並行でこなさなければなりません。

私の場合、5社以上とのやりとりを常に行っています。もちろん、発注時期や納期はそれぞれ異なるため、自分で管理しなければなりません。納期を守れないとクライアントの信頼をなくして継続依頼してもらえないばかりか、報酬を受け取れないケースもあります。

サラリーマン時代と比べて自己管理とスケジュール管理が大切になることを覚えておきましょう。

税金支払いや年金・保険の手続きを自分でしなければならない

Webライターに限りませんが、フリーランス・個人事業主は税金支払いや年金・保険の手続きを自分でしなければなりません。サラリーマン時代と異なる点は、以下の通りです。

  • 確定申告をして自分で所得税・住民税などを支払う
  • 国民年金・国民健康保険に加入し、自分で加入料を支払う

税金や年金・保険関係は、サラリーマンからフリーランスに転向する人の盲点です。煩雑な会計業務や税務処理も自分でやらなくてはならず、本業だけに集中できません。会計士や税理士を頼ることも可能ですが、当然費用が発生します。

また、サラリーマンなら厚生年金・社会保険に加入できるため、会社が費用を一部負担してくれます。しかし、フリーランスは国民年金・国民健康保険にかかる費用を全額負担しなければならないため、しんどいと感じるかもしれません。

ちなみに、国民年金・国民健康保険には会社を辞めた時点で加入しなければならないため、すぐに支払い義務が発生します。フリーランスWebライターになりたてで収入がないのに数万円の支払い義務が発生するため、「しんどい」と感じるかもしれません。

ちなみに、2022年4月から2023年3月までの国民年金保険料は16,590円です。国民健康保険料は所得金額や家族構成によって異なるため、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。


その他にも、以下の記事では「Webライターはやめとけ、きつい」と言われる理由を解説しているので、不安が残る方はぜひご覧ください。

Webライターはやめとけ、きついは本当?5年間稼ぎ続ける筆者が実情を語る

未経験からフリーランスWebライターになるには?

注意点を見ると、フリーランスWebライターとしてやっていけるか不安になったかもしれません。しかし、私を含め、現在活躍しているフリーランスWebライターも初めは皆未経験でした。

ここでは、未経験からフリーランスWebライターになるためのステップをご紹介します。

Webライターの始め方は、以下の通りです。

  1. インターネット環境とパソコンを用意する
  2. Webライターに必要なライティングスキルやSEO知識を学ぶ
  3. クラウドソーシングに登録する
  4. 案件に応募する
  5. 記事を執筆する
  6. 納品して報酬を受ける

一度ここまでできたら、あとは4〜6の繰り返しです。クライアントに気に入ってもらい、継続依頼をしてもらえるようになれれば案件応募の必要もなくなります。

各ステップの具体的なやり方は、以下記事でまとめています。

Webライターの始め方と高収入ライターになるためのコツをプロが完全解説

一見フリーランスと聞くと大変そうなイメージかもしれませんが、やっていることはシンプルです。さっそく環境を整えてライティングスキルやSEOの勉強を始めましょう。

内容のまとめ

フリーランスWebライターを目指す人のために、リアルな収入や実践できる案件獲得の方法について解説しました。「こんなに大変だったらやりたくない」と悲観的になる人がいる一方で「こんな感じならやっていけそう」と前向きになった人もいるでしょう。

フリーランスWebライターを続けていくには、積極的に営業をして案件を確保し続けなければなりません。勉強をしながらスキルアップすれば、いずれ収入は安定してきます。

ただし、大きく稼げる月もあればいきなり収入が半分になる月もあったりし、会社員と比べると安定していません。そのため、安定した収入を得たいのであればWebライターの仕事のできる会社へ転職する方が良いでしょう。

【転職成功者に聞いた】Webライターに人気の転職エージェント・転職サイト10選

それでもフリーランスWebライターは魅力的です。私は、時間と場所に縛られない自由な働き方のできる点に大きな魅力を感じ、5年間続けてきました。もし、フリーランスWebライターとして独立するのであれば、向上心を持って勉強や営業をして仕事を獲得し続ける覚悟を決めましょう。