「副業やお小遣い稼ぎにWebライターの仕事をしてみたい」とお考えではありませんか。しかし、肝心のWebライターの始め方が分からず苦戦する人は少なくありません。
一見、Webライターなら誰でもなれると思うかもしれませんが、単価が低かったり仕事を継続的に取れなかったりして稼げない人も多いです。稼げるライターになるためには、しっかりと手順を踏む必要があります。
私自身、Webライターとして開業する前は普通のサラリーマンをしながら、副業Webライターをしていました。開業して以降は、約5年間フリーランスのWebライターとして稼ぎ続けています。
最高月収90万円超えの経験もあり、自己流ながらもWebライターの仕事を獲得し続けてきました。しかし、振り返ると「Webライターを始めるときにこうすればもっと稼げていた」と感じることが多々あります。
本記事では、私の経験を元に、ゼロからWebライターとして働くための6つのステップをご紹介します。必要なスキルや役立つツール、稼ぐためのコツについても解説しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
Webライターの始め方6ステップ
長くフリーランスのWebライターをしていると「どうすればWebライターになれるの?」と聞かれる機会が多々あります。ここでは、どのような人にも共通してお伝えしているWebライターの始め方について詳しく解説します。
Webライターの始め方は、以下の通りです。
- 環境を整える
- Webライターに必要な知識を学ぶ
- クラウドソーシングに登録する
- 案件に応募する
- 記事を執筆する
- 納品して報酬を受ける
詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
STEP1:環境を整える
まず、Webライターとして働くための環境を整えましょう。
最低限必要なものは、以下の2つです。
- インターネット環境
- パソコン
ほとんどのWebライターの仕事はインターネット上で完結します。逆を言えば、インターネット環境がないとWebライターの仕事はできません。
また、執筆スピードを一定に保つため、Webライターにパソコンは必須です。確かにスマホやタブレットでも文章の執筆はできますが、Webライターの仕事のなかには以下のようなものも含まれることがあります。
- CMS(WordPressやJoomla!など)に入稿する作業
- 画像制作
これらの作業を行うには、画面の大きいパソコンがあると便利です。作業効率を上げるためにもパソコンを用意した状態でWebライターとしての仕事を獲得しましょう。
私の場合、すでにインターネット環境とパソコンが揃っていたためすぐにWebライターを始められました。過去にアドバイスした人のなかには、とりあえず中古のパソコンで仕事を始めた人もいます。
初めはスペックを気にせず、スムーズにインターネットの閲覧ができ、文章を執筆できれば問題ありません。
STEP2:Webライターに必要な知識を学ぶ
知識のないまま仕事を獲得しても、どのように仕事を進めていけばいいか不安に思うのではないでしょうか。そこで、本や講座でWebライターとしての基礎知識を身につけましょう。
実は、私はこの工程を飛ばしていきなりクラウドソーシングに登録してしまいました。あとになって、事前に最低限の勉強をしておいた方がスムーズに仕事に取り組めたと後悔しています。
そこで、みなさんには以下の基礎知識を学ぶことをおすすめします。
- Webライターの基礎知識
- 文章の書き方
- SEOの基礎知識
Webライター・Webライティングに特化した本なら、Webライターとして仕事を始めるうえで必要な知識を十分学べます。おすすめの本は以下2冊です。
質問をしたり、わからない箇所を丁寧に教えてもらったりしたい人は、講座を受けることも検討しましょう。
【2024年最新】Webライター講座・スクールのおすすめ10選を比較!初心者からスキルを習得STEP3:クラウドソーシングに登録する
何冊かWebライターの本を読んだら、さっそくクラウドソーシングに登録しましょう。クラウドソーシングとは、オンライン上で仕事を発注したいクライアントと仕事を受注したい人のマッチングサービスです。
Webライターに限らず、デザイナーやプログラマーなど数多くの職種の人が利用しています。
初心者におすすめのクラウドソーシングは、以下の2つです。
2つとも国内最大級のクラウドサービスで、いつ見ても豊富に案件が揃っています。仕事の選択肢が広がるため、両方に登録しておきましょう。
私の場合、しばらくランサーズしか登録していませんでした。いま思うと不思議ですが、「ランサーズが1番いい」「2つもクラウドソーシングを管理できない」と思い込んでいたためです。しかし、現在では両方に登録して、両方のサービスから案件を受けています。
みなさんは初めから2つ登録して、効率よく案件を獲得しましょう。
Webライターが使うクラウドソーシングはこの2つでOK!【約300万稼いだ筆者が解説】STEP4:案件に応募する
ここまで準備が整ったら、早速案件に応募しましょう。ランサーズなら「ライティング・ネーミング」、クラウドワークスなら「ライティング・記事作成」のカテゴリーからWebライターの案件が見つかります。
ライティング案件と言っても、以下のように作業内容はさまざまです。
- 構成から作成していく案件
- 本文執筆だけの案件
- 画像選定・作成まで請け負う案件
初心者であれば、本文執筆だけの案件から挑戦しましょう。構成を作るには高度なリサーチ力が必要です。画像選定・作成は難しい作業ではないため、できそうだと思ったら挑戦してみてください。
また、文字単価1円以上の案件を狙いましょう。ただし、構成作成や画像選定・作成まで作業内容に入っているのであれば1.5円以上が目安です。
なかには0.5円や0.8円の案件もあります。あなたが書きやすかったり作業量が少なかったりするなら文字単価が低くても一度挑戦して、実績を作ってもいいですね。
STEP5:記事を執筆する
採用されたら、いよいよ執筆開始です。案件に採用されたら、改めて仕事の流れを確認するためにクラウドソーシング内のメッセージでやりとりをします。
以下の内容についてクライアントと認識をすり合わせておくと、スムーズに執筆できます。
- 執筆内容・テーマ
- 掲載されるメディア
- 想定している読者像(ターゲットやペルソナ)
- 納期
- 記事の納品方法
- 報酬額
わからない点やあいまいな表現が見つかったら早めに相談し、疑問のない状態で案件を進めましょう。
クラウドソーシングではテストライティングを行うケースが珍しくありません。テストライティングで合格すれば継続的に案件を依頼してもらえます。そのため、丁寧に記事執筆に取り組みましょう。
STEP6:納品して報酬を受ける
執筆が終わったら納品しましょう。WordかGoogleドキュメントでの納品が多いですが、CMSへ入稿する場合もあります。CMSとは、メディアで統一したレイアウトに整えるためのソフトです。
多くのメディアではWordPressが使われています。難しくないため、初めからCMSへ入稿する案件でも怯まず挑戦しましょう。
もし、納品後に修正依頼を受けた場合は対応が必要です。きっちり対応すれば1度の修正で済むため、漏れがないよう注意しましょう。
「この内容で受け取ります」と連絡がきたら納品完了です。クライアントの検収後、クラウドソーシングを通じて報酬が支払われます。これであなたも立派なWebライターです。
Webライターに必要なスキル
Webライターは誰でも始められる職業ですが、必要なスキルが備わっていなければ案件を獲得し続けることは難しいです。
約5年間フリーランスのWebライターとして活動していて、必要だと感じるスキルは主に4つあります。
- ライティング力:わかりやすい文章を書く
- リサーチ力:情報収集する
- SEO知識:上位表示される
- コミュニケーション力:円滑に仕事を進める
Webライターとして仕事をするうえで求められるスキルについて詳しく解説します。
ライティング力:わかりやすい文章を書く
ライティング力とは、わかりやすい文章を書く能力です。
なにも難しい言葉をたくさん使ったり気の利いた言い回しをしたりすることがライティング力ではありません。クライアントが訴求したいことを読者に伝える力が重視されます。
Webライターが執筆する記事の多くは、読者の悩みを解決するために読まれます。たとえば、この記事であれば多くの方が「Webライターの始め方が知りたい」と悩んでいるのではないでしょうか。
このような悩みに寄り添い、順序立てて説明したり納得させたりすることが重要です。難しい言い回しをするのではなく、簡潔でわかりやすい文章が求められます。
リサーチ力:情報収集する
リサーチ力とは、正しい情報を収集する能力を指します。
執筆において必要なリサーチ内容は、盛り込むべき情報と情報の根拠の主に2つです。
まず、記事に盛り込むべき情報を判断するために、以下のようなリサーチをします。
- 読者の抱える悩み
- 読者の求める情報
想定したキーワードで実際に検索したり、Yahoo!知恵袋や発言小町などのお悩み相談サイトを見たりして確認します。
次に、間違った情報や古い情報を伝えてしまわないよう、最新の正確な情報をリサーチすることも必要です。何かを主張するときに、根拠となる情報が確かであれば記事の信ぴょう性が高まります。
インターネット上にはさまざまな情報がありますが、なかでも官公庁や企業のデータの信頼性は高いです。知りたい情報をピンポイントでキャッチできるリサーチ力は、どのようなテーマの記事を執筆するWebライターにも欠かせません。
SEO知識:上位表示される
SEO知識とは、簡単にいうとGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索されたときに上位表示されるための知識を指します。
そもそもSEOとは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマゼーション)
の略です。日本語だと「検索エンジン最適化」と訳します。
Webライターとして活躍していくためには、SEOの知識を発揮していくことが求められます。なぜなら、クライアントはより多くのユーザーに記事を読んでもらうために検索結果の上位に表示させたいからです。
検索エンジンのシェアを調べられるStatcounterのデータによると、日本で使われる検索エンジンの76.55%がGoogleだとわかっています。
つまり、Googleの検索結果で上位に表示させるためのSEO対策を踏まえた執筆をするスキルがWebライターには必要です。
コミュニケーション力:円滑に仕事を進める
クライアントと円滑に仕事を進めるために、コミュニケーション力は欠かせない能力です。
クライアントとのやりとりでは、以下のことを意識しましょう。
- 連絡を早く返す
- あいまいなまま仕事を進めない
- 相手の要望をしっかりと聞く
なかには、Webライターは1人で在宅でする仕事だと思っている人がいるかもしれません。たしかに、仕事をする空間には1人しかいませんが、常にクライアントと文章やオンライン会議でコミュニケーションを取りながら仕事を進めていきます。
失礼な態度を取ったり、信頼を失うような言動をしたりすると、「一緒に仕事をしたくない」と思われても仕方ありません。「一緒に仕事をしていて心地いい」「安心してお願いできる」と思ってもらえるWebライターを目指しましょう。
初心者Webライターにおすすめのツール
初心者Webライターにおすすめのツールは、5つあります。
- ラッコキーワード
- CopyContentDetector
- Googleキーワードプランナー
- Googleサーチコンソール
- Googleアナリティクス
正直なところ、すべてのツールを使わなくてもWebライターの仕事はこなせます。事実、私はWebライターの仕事をしながらさまざまなツールを知っていきました。
しかし、初めから使いこなせれば案件獲得や執筆で優位です。積極的にご紹介するツールを使ってくださいね。
ラッコキーワード
ラッコキーワードとは、関連キーワードを提案するツールです。関連キーワードを確認すれば、読者の知りたい情報を予測できるため満足度の高い記事を納品できます。
上位表示を狙ううえで大切なことです。
たとえば、「リフォーム 一軒家 費用」で検索すると、以下の関連キーワードが出てきました。
・一軒家 二世帯住宅 リフォーム 費用
・一軒家 風呂 リフォーム 費用
・一軒家 水回り リフォーム 費用
・中古 一軒家 リフォーム 費用
・一軒家 リフォーム 費用 相場
この場合、「二世帯住宅」「風呂」「水回り」「中古」に関する情報を含めると、網羅性の高い記事を作成できます。クライアントからテーマや対策キーワードを渡されたら、まずラッコキーワードで関連キーワードを調べることをおすすめします。
CopyContentDetector
CopyContentDetectorとは、無料で使えるコピペチェックツールです。Webライターをしていると、コピペをしたつもりでなくてもコピペしたと判定されることがあります。
そのため、書き上げた記事はそのまま提出せずにCopyContentDetectorでコピペチェックを行いましょう。
似たコンテンツがあったり、連続して同じテキストが使われたりしていると警告がでます。CopyContentDetectorには有料版と無料版があり、無料版だと4,000文字までのテキストであればコピペ判定が可能です。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーとは、キーワードごとの月間検索数を調査できるGoogle公式の無料ツールです。ツールを使えば、どの検索キーワードが1ヶ月に何回検索されているのかがわかります。
月間検索数が多いキーワードほど読者に求められている情報である可能性が高く、積極的に盛り込むべき内容だと判断できます。本来、Google広告の機能の一部として提供されているツールであるものの、無料で使えるため利用しているWebライターは多いです。
私の場合、ラッコキーワードの調査で出てきたすべての関連キーワードの月間検索数をGoogleキーワードプランナーで調べています。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールとは、SEO対策に欠かせないWebサイト分析ツールです。ただし、メディアやブログを運営していないのであれば使うシーンはあまりありません。
Googleサーチコンソールでわかることは、以下の通りです。
- Google検索での表示状況(表示順位・表示回数・クリック数など)
- リンク状況(被リンク獲得数や内部リンクの数など)
- サイト情報提供(インデックス登録・削除の申請など)
- サイトの問題把握(表示速度・エラーの有無など)
ユーザーに記事が読まれているのか、Webサイトに不足しているSEO対策はないか、などがわかります。もし、不備があれば改善をし、より多くのユーザーに記事を読んでもらう努力をしなければなりません。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスとは、アクセス解析できるGoogle公式の無料ツールです。こちらもGoogleサーチコンソール同様、メディアやブログを運営していないのであれば使うシーンはあまりありません。
Googleアナリティクスでわかることは、以下の通りです。
- Webサイトのリアルタイムの利用状況
- ユーザーの属性
- ユーザーの流入元
- Webサイト内でのユーザーの動き
- 成果達成状況
このようにメディアやブログに訪れたユーザーの行動がわかります。多くの訪問者がいるものの成果が出ていないようであれば、何らかの施策が必要です。
Webライターの稼げる金額目安
Webライターになって1番聞かれることが「いくら稼げるの?」という点です。これからWebライターになろうか悩んでいる人にとっては、最も重要なポイントかもしれません。
Webライターの仕事では、文字単価という概念があります。執筆文字数に応じて報酬が決まる料金体系が一般的です。たとえば、文字単価1円の案件で、5,000文字の記事を納品したら5,000円の報酬を受けられます。
同じ作業量であっても文字単価が高いと効率良く稼ぐことが可能です。また、当然ですが、Webライターの仕事に割ける時間や量によって稼げる金額は大きく異なります。
ここでは、副業を経てフリーランスWebライターとなった私の事例を出しながら、副業ライターとフリーランスWebライターに分けて解説します。
副業ライター
やり始めは月5,000円〜1万円程度と思っていてください。私もランサーズに登録した初月は5,000円程度の報酬でした。慣れてくると月3〜5万円、平日の夜や土日もフルで動けるなら10万円になる人もいます。
Webライター経験なしから副業をやってみた筆者の経験談は以下の記事で詳しく書いています。
Webライターの副業をやってみた筆者のリアルな体験談【稼いだ金額や独立できた理由も解説】フリーランスWebライター
副業から独立する場合、いきなり年間売上300万円も可能です。たとえば、1日1万文字書けるライターだと、毎月20本程度の記事を納品できます。初心者だと文字単価1円〜1.5円程度で受注できるため、月20〜30万円です。
年に換算すると240〜360万円の間となります。もちろん、たくさん書いたり、文字単価の高い案件を受けたりすると売上は上がります。
副業をまったくやっていなかったら、案件獲得までに時間がかかるため月1〜5万円スタートと考えておきましょう。私の場合、半年の副業ライターを経て開業した1年目の売上は約360万円、2年目は約690万円でした。
高収入Webライターになるためのコツ
Webライターの仕事に慣れてくると「もっと稼ぎたい」「収入を安定させたい」と思うシーンが増えるかもしれません。
高収入Webライターになるためのコツは、5つあります。
- 案件に積極的に応募する
- クライアントの信頼を得る
- 得意ジャンル・テーマを見つける
- クラウドソーシングのプロフィールを充実させる
- 自分でブログ・メディアを運営する
順番に確認し、どんどん売上を上げていきましょう。
案件に積極的に応募する
気になる案件には積極的に応募しましょう。なぜなら、複数のクライアントと取り引きすることで売り上げが安定するからです。1つのクライアントがたくさんの仕事を割り振ってくれると楽で、つい甘えてしまいます。
私も1つのクライアントからたくさんの仕事をもらって満足していた時期がありました。しかし、唐突に契約終了を迎えてしまい、来月からの売上の目処が立たなくなったのです。
特に文字単価の高い案件には積極的に応募し、収入の柱をたくさん持っている状態を目指しましょう。
クライアントの信頼を得る
クライアントの信頼を得ることで、単価アップや継続案件に繋がります。なかには、社内の他メディアの担当者を紹介してもらえるケースもあります。クライアントの信頼を得るにあたって、即レス・納期厳守は当たり前です。
相手の求めることをしっかり見極め、期待以上の成果を出すことが大切です。丁寧な仕事とコミュニケーションの積み重ねによってクライアントの信頼を獲得しましょう。
得意ジャンル・テーマを見つける
得意ジャンルやテーマを見つけることで、執筆スピードを上げられます。
たとえば、以下のような専門性の高い仕事をしていたのであれば、Webライターとしての武器となります。
・金融
・医療
・投資
・不動産
・法律
・IT
また、以下のような経験があれば、あなたならではのオリジナル記事を執筆できるでしょう。
・就職・転職
・ダイエット
・結婚指輪
・子育て
・介護
・恋愛・婚活
このように、あなたがリサーチ&ライティングをしていても苦にならないジャンル・テーマを見つけることで執筆スピードが上がり、稼げるWebライターを目指せます。
クラウドソーシングのプロフィールを充実させる
クラウドソーシングのプロフィールを充実させて、案件獲得の確率を高めましょう。クライアントは、採択者を決めるためにプロフィールを必ずチェックします。空欄をできるだけなくし、あなたの経験やスキル、人柄をアピールしましょう。
私はWebライターの経験が浅かった頃、あえてWebライターに関係のないスキルや職歴を記載し、そのなかでどのようにクライアントの役に立てるのかを記載して案件を獲得していました。
- IT営業マンとして4年半勤めていた
→ IT知識・製品に詳しい、社会人としてしっかりしていそう - 会社のホームページ管理を任されていたため、HTML・CSSの知識がある
→ 入稿も任せられそう
一見、Webライターとは関係なさそうなスキルや職歴であっても、いままでどのようなことをしてきたのかが相手にわかるよう工夫をしましょう。「この人になら安心して任せられそう」と思わせるプロフィールを作成することが案件獲得のコツです。
自分でブログ・メディアを運営する
自分でブログやメディアを運営することも有効です。ブログやメディアから売上が発生すると、不労所得になり、Webライターの仕事と合わせて収益アップにつながります。
また、自分のブログでPV数を伸ばせるとそれを実績としてクライアントに証明できます。高単価な案件の交渉がしやすくなり、結果的に高収入を目指せるでしょう。
WebライターがやってはいけないNG行動
ここからはWebライターがやってはいけないNG行動について解説します。以下のNG行動をしてしまうと、クライアントからの信用をなくし、最悪の場合報酬が支払われない可能性も出てきます。
- 納期を守らない
- コミュニケーションをこまめに取らない
- 他コンテンツのコピーをする
- クライアントの提示するマニュアルを守らない
順番に確認していきましょう。
納期を守らない
納期を守ることは社会人として当たり前のルールです。クライアントは納期に合わせて、そのあとの行程やスケジュールを考えています。万が一、納期に遅れが出そうな場合は早めに連絡をし、いつまでに納品できるかを伝えましょう。
コミュニケーションをこまめに取らない
クライアントとはまめにコミュニケーションを取りましょう。とくに初めて取り引きする相手とは、1つの作業ごとに確認することをおすすめします。たとえば、構成作成と記事執筆を依頼されているなら、一度構成作成段階でチェックしてもらいましょう。
ここで間違った方向へ進んでいると、記事完成後の修正作業が大変です。他にも、依頼されたことにはすぐに対応する、できない場合はいつまでにできるかを伝えるといった配慮を忘れないようにしましょう。
他コンテンツのコピーをする
Webライターの仕事のなかで、他コンテンツをコピーすることは絶対に許されません。なぜなら、著作権侵害で訴訟問題や賠償金請求に発展する恐れがあるからです。
実際、私が過去に取引していたクライアントは、訴訟問題に頭を抱えていました。一部のWebライターのコピーによって、エンドクライアントからの数千万分の報酬を遡って返還するよう命じられたと聞いています。
このように大きな損害につながる恐れがあるため、クライアントはコピーに敏感です。
クライアントの提示するマニュアルを守らない
クライアントの提示するマニュアルは必ず守りましょう。たとえば、表記や改行、文字装飾のルールはクライアントごとに異なります。
多くのケースにおいて案件開始と同時期にマニュアルを渡されるため、作業前に一度確認しましょう。マニュアルの内容を守れていないと「基本的なことができない人」と見られてしまいます。
最低限守るべきこととして、執筆後にもマニュアルを確認してクライアントの意向に合う記事に仕上がっているかチェックしましょう。
Webライターを始める方からよく受ける質問
最後に、Webライターを始める方からよく受ける質問に回答していきます。
- 質問①:Webライターはきついからやめとけと言われるのですが本当でしょうか?
- 質問②:本や動画で勉強しないとWebライターになれない?
- 質問③:資格や学歴は必要?
- 質問④:実名で活動しないといけない?
- 質問⑤:案件に応募してもなかなか受からない…
- 質問⑥:直接契約ってしていいの?
疑問を解決した状態でWebライターを始めましょう。
質問①:Webライターはきついからやめとけと言われるのですが本当でしょうか?
たしかに、Webライターは楽に稼げる職業ではありません。しかし、稼ぐポイントを抑えてコツコツ継続できれば、Webライターとしてやっていけます。
私は未経験からWebライターの仕事を始めて約5年間稼ぎ続けていますし、最高月収は90万円も超えました。時間や場所に縛られずに自由な働き方もできるようになり、Webライターを続けて良かったと思っています。
以下の記事では私の経験談を元に、リアルなWebライターの実情を記載しているのでぜひご覧ください。
Webライターはやめとけ、きついは本当?5年間稼ぎ続ける筆者が実情を語る質問②:本や動画で勉強しないとWebライターになれない?
個人的には、最低限の知識や仕事の流れを知るために本や動画で勉強した方がいいと思います。スムーズに案件を獲得したり、初めての案件でも自信を持って執筆したりできるからです。
ただ、私はいきなりクラウドソーシングを使って低い単価ながらも案件獲得ができたため、まずは実践だと行動することも間違いではありません。
Webライターの勉強方法については以下の記事で詳しくまとめているので、ご覧ください。
初心者Webライターの独学勉強法6選!稼ぐために必要な知識やスキルも解説質問③:資格や学歴は必要?
資格や学歴は必要なく、実績が重視されます。私の知り合いには、高卒・無資格で活躍されているWebライターが大勢います。ちなみに私がWebライターになるときに持っていた資格は、漢検・英検・色彩検定程度です。
質問④:実名で活動しないといけない?
実名で活動する必要はありません。ペンネームを付けている人も多く、インターネット上に実名を出さなくても活動できます。
質問⑤:案件に応募してもなかなか受からない…
応募の際、あなたの魅力をしっかりアピールしましょう。
提案文は営業メールと捉え、「この案件を任せられそう」と思ってもらう必要があります。あなたの経験や実績、熱意を盛り込んで自己アピールすることが大切です。この人にお願いしたいと思われるような提案文を考えましょう。
質問⑥:直接契約ってしていいの?
ランサーズやクラウドワークスで知り合ったクライアントと直接契約に移行することは禁止されています。直接契約をする場合、損害賠償金や違約金が発生するケースがあるため避けましょう。
ただし、もちろんあなたがメディアや企業に営業をして直接契約することには何の問題もありません。
直接契約をする場合、クラウドソーシングと異なる点があります。
- 契約書を交わす必要がある
- 氏名・住所・銀行情報などを公開する必要がある
- 毎月請求書を発行しなければならない
以上のような手間が増えますが、クラウドソーシングの手数料は当然かかりません。なかには納品後連絡が取れなくなった、報酬が支払われないなどのトラブルも発生しているため、契約する相手は慎重に選びましょう。
内容のまとめ
Webライターの始め方について初心者向けに解説しました。繰り返しとなりますが、Webライターになるためには以下のステップを踏みましょう。
- 環境を整える
- Webライターに必要な知識を学ぶ
- クラウドソーシングに登録する
- 案件に応募する
- 記事を執筆する
- 納品して報酬を受ける
一度記事を執筆して報酬を受け取れば、自信を持って別のWebライターの仕事に挑戦できるようになります。納期を守る、コピーしないなどの基本的なビジネスルールを守り、Webライターとして稼ぎましょう。