初心者Webライターの独学勉強法6選！稼ぐために必要な知識やスキルも解説

未経験からWebライターになるとき、何を勉強すべきか悩みますよね。Webライターには、日本語・文法スキルのほかに、SEO知識やリサーチスキル、営業・提案スキルが必要です。

何か特別な講座を受けなくても、独学の勉強でWebライターの仕事を手にする人は少なくありません。私自身、未経験からWebライターの副業を始め、開業してから5年が経とうとしていますが、独学ですべての知識を学びました。

現在、多くのメディアや動画でWebライターの基礎知識について解説されているため、無料でも勉強することが可能です。

しかし、私はきちんと勉強せずに案件獲得することから始めてしまったため、仕事をしながら勉強をしていました。「あのときこの勉強をすればもっと上手に案件獲得できていた」と後悔する点があります。

このような経験を踏まえ、初心者Webライターが稼ぐために必要な知識やスキル、勉強方法についてご紹介します。案件獲得までのロードマップも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

Webライターが稼ぐのに必要な知識・スキル

これからWebライターを始めようと思っている人にとって、知識やスキル面における不安は大きいですよね。やっているうちに身につく知識やスキルはたくさんありますが、できるだけ事前にこれらを持っておくとスムーズに作業が進められます。

Webライターが稼いでいくために必要な知識とスキルは、以下の4つです。

日本語・文法スキル
SEO知識
リサーチスキル
営業・提案スキル

この4つを持っていれば、自信を持って案件を引き受けられます。それぞれ詳しく確認しましょう。

日本語・文法スキル

Webライターには、日本語・文法スキルが必須です。世の中の多くの人々に読まれる文章を届けなければなりません。日本語・文法スキルが身についていないと、「読みづらい」「意味が理解できない」と敬遠されてしまいます。

Webライターに求められる日本語・文法スキルとは、具体的に以下のとおりです。

正しい日本語・文法が使える
誰にでも理解できるわかりやすい文章が書ける
読者の目を引く豊富な語彙力がある

そもそも正しい日本語で文章を書けないWebライターは採用してもらえません。

なぜなら、発注者は執筆された原稿の日本語の修正に時間を取られることを嫌がるからです。テストライティングを行って採用・不採用を決める案件は多いため、継続案件を獲得することは難しいです。

Webライターをするうえで、日本語・文法スキルは第一に勉強すべきスキルと言っても過言ではないでしょう。

SEO知識

SEO知識を持っているWebライターは有利に案件を獲得できます。雑誌やシナリオのライターと違ってWebライティングに欠かせない知識です。

そもそもSEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて記事を上位表示させるためのスキルです。世界的にほとんどのネットユーザーがGoogleを使う傾向にあるため、一般的にSEO対策と言うと「Googleの検索結果で上位表示させるための施策」を指します。

SEOにおいて執筆セオリーがあるため、知っているか知っていないかによって記事の仕上がりに大きな差が出てきます。具体的には、以下のようなルールを守ることが大切です。

ペルソナ設定をする
キーワードや共起語を含む
読者目線のコンテンツに仕上げる

SEOを意識した記事は上位表示されやすく、上位表示されるとより多くの人に記事を読んでもらえます。Webライターを続けていくモチベーションにもつながるため、しっかり勉強しましょう。

リサーチスキル

Webライターには、リサーチスキルも欠かせません。与えられたテーマに関する知識や情報を自分でリサーチし、その内容をわかりやすくまとめていく必要があるからです。あなたのリサーチした内容が記事の仕上がりに反映されます。

執筆を行う際には、主にインターネット上に公開されている記事や情報を参考にすることが多いです。しかし、その情報が本当のことなのか、最新のデータなのかを見極めなければなりません。

執筆テーマによっては官公庁が公開している資料や大学が発表した論文などの文献を参照し、記事に説得力を持たせることもあります。トレンドや体験談に関する執筆をするときは、TwitterやInstagramなどのSNSも参考にできます。

また、まったく知らないテーマで執筆を依頼された際には、ゼロから情報収集した内容を頭の中でまとめてから執筆していかなければなりません。早く効率良くリサーチしなければ、執筆スピードはなかなか上がらないでしょう。

素早く正しい情報をリサーチできれば、主観でなく客観的で説得力のある文章が書けるようになります。

営業・提案スキル

営業・提案スキルがなければ、素晴らしい記事を執筆できても稼ぐことはできません。なぜなら、案件を獲得するためには企業に対して営業・提案をする必要があるからです。

Webライターの案件を、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングで獲得しようとしている人は多いのではないでしょうか。しかし、クラウドソーシングで募集のかかっている案件には、ほかのWebライターも応募します。

つまり、「あなたに執筆を任せたい」と思ってもらえるような営業・提案をしなければならないのです。

Webライターの営業は、基本的にテキストで行います。気になるメディアに直接連絡を取って営業する場合も、メールが基本です。そのため、文字だけでWebライターとしてのあなたの魅力を伝えるスキルが必要です。

Webライターが独学でできる6つの勉強法

Webライターに必要なスキルや知識が分かっても、どのように勉強を進めるべきか悩む人は多いと思います。

私はWebライターとして副業を始めたとき、正直なことを言うとほとんど勉強をしていませんでした。強いて言えば、本業が営業だったため、当初は営業力・提案力だけで案件を獲得していたように思います。

私の場合、Webライターとしての仕事をしながら独学で勉強したことで、どんどん単価をあげたり効率良く作業を進めたりできるようになりました。今振り返ると、あらかじめ勉強すべきだったと後悔しています。

Webライターが独学でできるおすすめの勉強法は、以下の6つです。

Webライティングの本を読む
他の人のブログ記事を読む
動画で学ぶ
SNSで学ぶ
自分のブログを開設する
実際に案件を受ける

これからWebライターとして活動しようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

Webライティングの本を読む

Webライティングの本を読むと、一通りの基礎知識を学べます。これからWebライターを始めようと思っている人向けから、今よりもレベルアップしたいWebライター向けまでスキルに合わせて選べます。

本で勉強するメリットは、勉強して気になるページに付箋のしるしを付けたり、実践中に見直したりしやすいことです。

初心者向けの本を選べば、以下のような内容が勉強できます。

Webで公開される記事の書き方の基礎ルール
案件の獲得方法
SEOの基礎知識

Webライターとして活躍していくために必要な知識が詰まっています。初心者におすすめのWebライティングの本は以下のとおりです。

初心者におすすめのWebライティング本

もちろん、他にもたくさんのWebライター向けの本が出版されています。一度本屋さんに足を運び、何冊か手にとって見てみましょう。

「スラスラ読めそう」「知りたいことが書いてそう」と思える1冊をまずは読み、さらに足りない知識を他の本で補うと効率良く勉強を進められます。2〜3冊読めば十分基礎知識を身につけられ、自信を持って案件を請け負えるようになるでしょう。

他の人のブログ記事を読む

実際にWebライターとして活躍している人のブログ記事を読むことも勉強になります。Webライターを始めるにあたっての基礎知識や体験談ならブログ記事から十分な情報を集められます。本には書かれないリアルな体験談を学べる勉強方法です。

無料で公開されている記事が多いため、手っ取り早く情報を手に入れたい人におすすめの勉強方法です。

また、学びたいことをピンポイントで検索できるのもインターネット上で調べるメリットです。たとえば、以下のようなキーワードを検索エンジンで調べると知りたいことを即座に知ることができます。

「Webライター執筆気をつけること」
「Webライター営業方法」
「SEO 基礎知識」

さらに、「読みやすい」と思えるブログを1つ見つければ、カテゴリーごとに分けられた記事を順番に読んでいくだけで知識がついていきます。覚えておきたいことだけをメモしたり、ブックマークに登録したりすれば、いつでも見返すことが可能です。

動画で学ぶ

書籍やブログを読む時間がない人には、動画で勉強する方法がおすすめです。動画学習サイトやYouTubeで簡単に情報を入手できます。移動時間に視聴したり、家事をしながら音声だけ聞いたりできるため、進めやすいでしょう。

動画で学ぶ魅力は、動きがわかるため具体的な手順を理解しやすいことです。動画は、手順や作業の具体例が分からないときに助けになってくれます。自分の手を動かしながら視聴すれば実践的に学べます。

たとえば、「ランサーズの案件の探し方から提案方法まで」を映像付きで解説してもらえると、全くの初心者でも動画を見ながら一緒に作業を進められるでしょう。私も、初めて利用するクラウドソーシングで分からない箇所があると動画に頼ることが多いです。

初心者ライターにおすすめのYouTubeチャンネルは、以下のとおりです。

おすすめのYouTubeチャンネル

1つあたりの動画は5分〜20分程度と短く、テンポ良く視聴できます。基礎知識を頭に入れてから、Webライターとして実践的な学びを得たいときに最適です。

SNSで学ぶ

SNSを上手に活用すれば、Webライティングで必要な知識やスキルを手に入れられます。主にTwitterでは、さまざまなWebライターが日々呟いています。有益な情報もたくさんあるため、Webライターアカウントを作成して情報を手に入れましょう。

私がSNSを使っていてよかったと思うことは、2つあります。

まず、気になったことや自分で解決できなかったことを相互フォローしているWebライターさんに尋ねられることです。実際に、初めてクラウドワークスを利用したあと、出金の申請方法が分からずに先輩Webライターに尋ねたことで解決につながりました。

このように、今からWebライターになろうとする人がぶつかる壁に、すでにぶつかっている先輩Webライターはたくさんいます。Webライターは孤独ですが、相互フォローすることで同じ仕事をしている仲間意識が芽生えますよ。

また、SEOに関する情報やWebライターの案件募集などリアルな情報が手に入ることもSNSならではのメリットです。

たとえば、Googleの検索結果を出すアルゴリズム（上位表示されるためのルール）は頻繁にアップデートされます。アップデートについて、Google本社の社員が「どのようにアップデートした」と呟くことがあり、上位表示させるためのヒントを得るチャンスにつながります。

このように新しい情報をすぐさまキャッチできるため、SNSに登録しておいて損はないでしょう。

自分のブログを開設する

自分のブログを解説し、実践的に学ぶこともおすすめです。自分でブログを開設し、運営することで以下のようなことが分かるようになります。

どのような記事が読者に好まれるか
どうすれば検索順位が上がるか
ワードプレスの使い方

このように、主にSEOとワードプレスの操作について詳しく理解できます。本や動画を活用すればやるべきことが順序立てて説明されているため、ブログの開設の難易度は高くありません。

案件を受注する前に実際に文章を書いたり、ワードプレスで入稿したり練習をしたい人におすすめの勉強方法です。アウトプットすることで本や動画で学んだスキルや知識が身につき、スキルアップしていけます。

実際に案件を受ける

実際にWebライティング案件を受注して実践で学んでいく方法も良いでしょう。私の場合、基礎知識を学ばないまま、「まずはWebライターの仕事をしてみたい」という思いのままクラウドソーシングを使って案件を獲得していました。

人によっては「大丈夫なのか」と不安になるかもしれません。しかし、クライアントと密に連絡をとりながら、なんとか希望される記事を納品することができました。このように、初心者であっても案件を受け、納品し、報酬を受けることは可能です。

実際に案件を受注するメリットは、Webライターとしての経験と実績が得られることです。以下のような実体験ができるため、肌感覚でWebライターの仕事を理解できます。

案件への応募方法
記事の執筆方法
納品方法
クライアントとのコミュニケーションの取り方

いきなり高単価の案件を受けることは難しいですが、「初心者歓迎」「未経験OK」と書かれた案件の募集もたくさんあります。実践でスキルを伸ばしていきましょう。

さらに、納品後フィードバックをしてもらえれば、次の案件で直すべき箇所がわかります。Webライターとしての実力を率直に評価してもらえるため、スキルアップに最適です。あまり恐れすぎず、早い段階で案件に挑戦してみることをおすすめします。

独学の勉強が不安な人はWebライター講座を受けてみよう

おすすめの勉強方法をお伝えしましたが、なかには1人で勉強することが苦手な人もいるでしょう。「本当に身についているのかわからない」と不安になる人もいるかもしれません。

独学での勉強に不安を感じる人は、Webライターの講座も検討しましょう。初心者Webライターにおすすめの講座は以下の3つです。

初心者Webライターにおすすめ講座

あなたのライターキャリア講座
→ プロの添削を受けて本気で稼ぎたい人向け
たのまな WEBライティング講座
→ 通信教育で安価に学びたい人向け
SHElikes Webライティングコース
→ 女性限定スクールで切磋琢磨学びたい方向け

「あなたのライターキャリア講座」は、プロの添削を受けて本格的なスキルを身につけたい人向けの講座です。2ヶ月半のカリキュラムで、90分のオンライン講座が全10回受けられます。ただ講座を受けるだけでなく5回の添削を受けられるため、自信を持ってWebライターとしてデビューできるでしょう。

「たのまな WEBライティング講座」は安い価格でWebライターの基礎知識を学びたい人におすすめの講座です。32,000円でテキスト9教程と映像講義60分×3教程が送られてきます。日本クラウドソーシング検定協会認定資格で、修了後WEBライティング実務士という資格の取得を目指せます。

「SHElikes Webライティングコース」は、「私らしい働き方をかなえる場所」をモットーとした女性向けの講座です。全4レッスンを2〜3ヶ月かけて受け、設定された課題を通じてWebライティングを学べます。SEO・セールス・エッセイなどの幅広い分野のライティングスキルを習得できます。

その他にも以下の記事で、おすすめのWebライター講座をまとめています。

初心者Webライターに必要な勉強時間はどのくらい？

Webライターになるためにはどれくらい勉強しなければならないか、気になる人もいるでしょう。結論からいうと、0時間でもWebライターとして報酬を受けることは可能です。実際、私は勉強0時間で案件を受注し、報酬を得ることができました。

しかし、基礎知識を身につけてからのほうが効率良く仕事を進められます。これは、私が身をもって感じたことです。今回ご紹介したWebライターの勉強方法で基礎知識を学ぶために必要な時間は、以下のとおりです。

勉強法	勉強内容	勉強時間
本を読む	2〜3冊の本を読む	5〜7時間程度
ブログ記事を読む	10記事程度ブログを読む	2〜3時間程度
動画で学ぶ	動画20分×5〜25本みる	1日〜1週間程度
自分のブログを開設する	ワードプレスでブログを開設し、3記事執筆する	1週間程度
講座を受講する	講座60分×3〜10レッスン受ける	2〜3ヶ月