「WordPressを使ってブログやWebサイトを運営したい」そうお考えではないでしょうか?
WordPressは一見難しそうに感じる人もいるかも知れませんが、正しい手順で学べば全然難しいものではありません。特に、最近は無料で学べるコンテンツも豊富に揃っており、学習ハードルが下がっています。
この記事を執筆している筆者自身もWordPressを使った経験がゼロの状態から、当サイトを立ち上げて運営しています。もちろん、当サイトもWordPressを用いています。
本記事では筆者の体験を元に挫折しないWordPressの勉強法をお伝えします。また、勉強する際に役立つおすすめの本やサイトもあわせて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
WordPressの独学は難しい?難易度や目安の学習時間を解説
WordPressは独学で学べるものなのか?という点は気になる人も多いのではないでしょうか。結論から言うと、独学で全然勉強できます。
冒頭で述べたように、筆者もWordPress完全未経験から独学で当サイトを立ち上げて運営しています。苦労したかというとそんなこともなく、手順に沿って学べば比較的簡単にサイトを運営できるようになります。
今はWordPressのサイトやブログを立ち上げるのも簡単になっており、作業時間という意味では、1時間もあればゼロからWordPressサイトを開設できます。サイトを色々カスタマイズしていくには、もっと時間はかかりますが、それらは随時勉強しながら進めればOKです。
筆者も本やサイトを見ながらやり方を覚えました。WordPressの立ち上げ作業に取り掛かるまでに費やした勉強時間は数時間程度です。それ以降は、サイトを運営しながら実現したいことのために必要な情報を都度収集するというやり方を取っています。
初心者最大のハードルであり挫折ポイントは、WordPressを使ったサイトを立ち上げることかと思います。
これから、挫折しないWordPressの学習ロードマップを解説していくので、ぜひ手順に沿って勉強を開始してみてください。
WordPressの学習ロードマップ
挫折しないWordpressの学習ロードマップは以下の5ステップです。
STEP1. 目標を決める
STEP2. WordPress運営に必要な知識を得る
STEP3. WordPressでブログを開設する
STEP4. 最初の記事を執筆して公開する
STEP5. 自分の好きなようにブログをカスタマイズする
STEP1. 目標を決める
まずはじめに目標を設定しましょう。何事も新しいことを始める時は目標を設定しないと、途中でなんのためにやっているのかを分からなくなり挫折してしまいます。
例えば、筆者の場合はマーケティング関連のブログを立ち上げて月1万PVを最初の目標に設定していました。目標を設定していたことで今日まで継続でき、無事に月1万PVを達成できました。
以下のように、出来るだけ定量的な目標にするのがおすすめです。
- 転職ブログを立ち上げて月1万PVにする
- アフィリエイトサイトを立ち上げて、月1万円の副業収入を得る
- 勤めている会社のオウンドメディアを立ち上げて月に3件の問い合わせを獲得する
STEP2. WordPress運営に必要な知識を得る
STEP1で目標が定まったら、次にWordPressを開設するために必要な知識を学びます。WordPressを開設するまでに、具体的に何をすればいいのか分からない状態では手を動かせないでしょう。
WordPress運営に必要な知識をキーワードで表すと以下の3つです。
- ドメイン
- サーバー
- CMS(コンテンツ・マネジメント・システムの略称)
学習方法は本を1冊購入したり、サイトを見ながらで十分です。詳しくは「WordPressの勉強におすすめの本」や「WordPressの勉強におすすめのサイト」で紹介しているので、参考にしてみてください。
手っ取り早く学びたいのであれば「WordPress 始め方」でググってみると、山のように記事を見つけられます。
STEP3. WordPressでブログを開設する
STEP2でWordPressを運営するのに必要な全体像が見えてきたら、早速WordPressを用いてサイトやブログを開設しましょう。
結局、自分で手を動かさないと理解は深まらないので、STEP2でなんとなく知識を頭に入れられたら、早めにSTEP3へ移行するのがポイントです。
当サイトでも、以下の記事でWordPressの始め方を初心者向けに解説しているので、読み進めながらWordPressを解説してみてください。数十分もあればゼロからサイトを立ち上げられます。
【ConoHa WING】ワードプレスの始め方を初心者向けに解説STEP4. 最初の記事を執筆して公開する
WordPressのサイトやブログを開設することができたら、1本目の記事を執筆して公開しましょう。
WordPressは記事を執筆して管理することが一般的な用途になるので、記事を1本公開すれば、WordPressの基本的な使い方は理解できている状態になれます。
検索エンジンで上位を狙っていくブログを運営したいのであれば、1記事あたり最低5,000文字を目安に執筆してみてください。
最初の記事が公開できたら、後は記事を繰り返し執筆→公開していくだけです。ここまで来たら、WordPressを使いこなせているので自信を持ってもらって大丈夫です。
STEP5. 自分の好きなようにブログをカスタマイズする
記事を公開できるようになったら、次はブログのデザインを綺麗にしたいと考えるかもしれません。色やフォントの変更のような簡単なデザイン修正であれば、WordPressの管理画面から簡単にできます。
それ以上にオリジナルのデザインにしたいのであれば、プログラミングの知識が必要になります。具体的には「HTML・CSS」が必要です。
例えば、当サイトでも記事の右サイドに目次が表示されていると思いますが、これはHTML・CSSを使ってオリジナルにデザインしています。
このように、HTML・CSSのスキルを身につければ、元から用意されているデザインテンプレートだけではなく、自分が作りたい理想のブログを作れるようになります。
また、実装はHTML・CSSでできますが、そもそも綺麗なサイトとは?ということを学ぶためにはデザイン原則を学びましょう。デザイン原則を学ぶには「ノンデザイナーズ・デザインブック」を読むのがおすすめです。
以上が、WordPressの学習ロードマップになります。
学ぶ内容もそこまで多くなく、自分でもできそうと思ってもらえると嬉しいです。
WordPressの勉強におすすめの本
ここからは、WordPressの勉強におすすめの書籍を紹介します。
本はWordPressの全体像を体系的にインプットするのに適しています。同じテーマの本を何冊も読む必要はなく、まずは初心者本を1冊手に取ることをおすすめします。
いちばんやさしいWordPressの教本
「いちばんやさしいWordPressの教本」は、初心者向けWordPressの決定版のような一冊で、大手書店チェーンで売上No.1を記録し続けています。
初心者向けということもあり、HTML・CSS・PHPなどの専門知識がなくても本格的なWebサイトが作れるように解説されています。
WordPressの最新バージョンに対応した操作手順がすべて画面付きで解説されているので、どこのことを言ってるのか分からないという事態になりません。
とりあえず本を1冊買って学びたい方は本書を手にとってみてください。
著書 | 石川 栄和、大串 肇、星野 邦敏 |
定価 | 1,738円(税込) |
購入URL | Amazon.com |
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
「1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座」は初心者がHTML・CSSとWebデザインをいちから学ぶことができる1冊です。
先述しましたが、WordPressで作ったブログを自分好みにカスタマイズするためにはHTML・CSSとWebデザインの知識が必須です。
綺麗なブログデザインにしたい、自由にWordPressデザインをカスタマイズできるようになりたい方は、ぜひ本書を手にとってみてください。
著書 | Mana |
定価 | 2,486円(税込) |
購入URL | Amazon.com |
10年つかえるSEOの基本
「10年つかえるSEOの基本」は、検索エンジンやSEOを攻略するためのノウハウが学べる1冊です。
WordPressで記事を執筆するだけではユーザーに読んでもらえません。ユーザーに読んでもらうためには、SNSで拡散したり、検索エンジンで上位表示を獲得する必要があります。
後者の検索エンジン上位表示するための技術をSEO対策と言います。本書では、検索エンジンがどんな記事を評価するのか、SEO対策とは何をすればいいのか、を初心者向けに分かりやすく解説しています。
これからブログのPV数を伸ばしていきたいという方におすすめです。
著書 | 土居健太郎 |
定価 | 1,628円(税込) |
購入URL | Amazon.com |
ブログで5億円稼いだ方法
「ブログで5億円稼いだ方法」は、18年間ブログだけで生活してきて累計5億円を稼いだ著者の「きぐち」さんの全ノウハウを詰め込んだ1冊です。
WordPressでブログを立ち上げた目的が収益を増やすことという人も少なくないでしょう。「WordPressの運営方法」のような基本的な書籍を読むのもいいですが、稼ぎたいのであれば、実際に稼いでいる個人のノウハウを知ったほうが効率が良いです。
きぐちさんはブロガー界隈でもトップクラスに実績がある方で、長年に渡って稼ぎ続けているので、その方法論が数千円で手に入るのは破格と言えるでしょう。
著書 | きぐち |
定価 | 1,760円(税込) |
購入URL | Amazon.com |
WordPressの勉強におすすめのサイト
WordPressやブログ運営で学べるサイトもたくさんあるので、次はおすすめのサイトを紹介していきます。
Udemy
「Udemy(ユーデミー)」はプログラミングやデザイン、WebマーケティングなどのITスキル講座を単発買い切り型で購入できるマーケットプレイスです。
WordPressのカテゴリーにも様々な講座が出品されているので、課題に応じて最適な講座を見つけられるでしょう。金額も1講座あたり数千円 ~ 数万円とリーズナブルなので、体系的にWordPressを学びたい方は活用してみてください。
WordPress超初心者講座
「WORDPRESS超初心者講座」は、WordPressの始め方からテーマの設定、記事の執筆方法まで一つ一つの手順がまとめられているWordPress情報サイトです。
個人事業主をしている運営者がWordPressを始めたての頃に苦労した経験から、WordPressの知識を分かりやすく伝えることを目的に開設したのが当サイトです。
ゼロから手順書を見ながらWordPressを開設したい方は、このサイトをチェックしてみてください。
バズ部
「バズ部」はコンテンツマーケティングの支援を行っている株式会社ルーシーが運営するWebサイトです。
集客できるブログの作り方というタイトルで、WordPressの始め方からカスタマイズ方法まで数十記事に渡ってまとめられています。
先ほど紹介した「WordPress超初心者講座」よりも、より細かなWordPressのプラグインなども解説されている印象なので、細かなカスタマイズもしていきたい方はバズ部も参考にしてみてください。
WordPressの勉強が1人では難しい人はスクールを選択肢に入れよう
学習ロードマップやおすすめの本・Webサイトを紹介してきましたが、これらは独学を前提とした学習になります。
中には、誰かに聞きながら進めないと不安…という方もいるのではないでしょうか。そういった方はWordPressが学べるスクール活用を選択肢に入れてみてください。
教材や講師への質問に加えて、転職支援があるスクールもあるので、受講料との天秤にかけながら自分の求めるスクールを探すといいでしょう。
以下に、WordPressが学べるおすすめのスクールの比較表を記載します。
スクール名 | 受講料(税込) | 学習期間 | 学習内容 | 講師への質問 | 教材の閲覧期間 | 転職支援 |
---|---|---|---|---|---|---|
TechAcademy | ¥174,900 ~ | 4週間 ~ | ・HTML/CSS ・WordPress ・PHP |
・週2回の個別メンタリング ・毎日15~23時にチャットで質問し放題 |
学習期間と同じ | あり |
デイトラ | ¥89,800 | 無期限 (目安は90日) |
・HTML/CSS ・JavaScript ・PHPの基礎 ・WordPress |
1年にわたって質問し放題 | 無期限 | なし |
Winスクール | ¥122,100 | 2ヶ月 | ・WordPress ・PHP |
90分×14回の個人レッスン | 学習期間と同じ | あり |
一つずつ詳しく解説します。
TechAcademy
TechAcademy(テックアカデミー)はオンライン完結のプログラミングスクールで、プログラミンスクールの中でも古くからサービス運営を行い豊富な実績があります。
ITスキルが学べる様々なコースを展開しており、その中に「WordPressコース」というWordPressの学習に特化したコースがあります。
WordPressコースでは、未経験からWordPressを使って自分のオリジナルWebサイトをインターネット上に公開することをゴールとしています。
週2回マンツーマンのメンタリングに加えて、毎日15~23時はチャットで講師に質問し放題なので、1人で挫折してしまうことがありません。
受講料は学習期間によって異なりますが、4週間だと¥174,900です。サポートの手厚さを考えると、この料金設定は妥当だと感じます。また、希望者には転職サポートもあるので、Webサイト制作を仕事にしたい方にもおすすめです。
TechAcademy WordPressコースの詳細はこちら↗︎
デイトラ
デイトラはSNSを中心に話題を集めているオンラインスクールで、様々なITスキルが学べるコースを提供しています。「WEB制作コース」ではWeb制作を仕事にできる本格的なスキルが身につきます。
WordPressに加えて、HTML・CSS、JavaScriptのコーディングも学べるため、後半ではHTML・CSS、JavaScriptで作られたサイトをWordPressに組み込んでいく応用課題にも取り組みます。
カリキュラムは無期限に閲覧できて、講師への質問も1年にわたって可能です。それでいて、受講料も¥89,800(税込み)と高すぎず、それゆえ人気を博しています。
卒業生は副業で月数十万円稼いだり、フリーランスとして独立するなど、活躍している方も多いです。WordPressの域を出て、Webサイト制作に精通した人材になりたい方はデイトラWEB制作コースがおすすめです。
Winスクール
Winスクールは仕事と資格に強い個人レッスンのプログラミングスクールです。「WordPressテーマ&プラグイン実践」講座では、WordPressサイトの構築からオリジナルテーマの制作まで幅広くスキルが身につきます。
受講期間は2ヶ月で90分の個人レッスンが14回設けられています。学習をすすめる上での疑問点をその場で質問できるので初心者でも安心です。
受講料は¥122,100(内訳:受講料¥97,900 + 入学金¥19,800 + 教材費¥4,400)と個人レッスンの割にはリーズナブルと言えるのではないでしょうか。
講師と1対1で家庭教師のような形式で学習をしたい方はWinスクールがおすすめです。
内容のまとめ
初心者の方向けにWordPressの勉強方法をまとめてきました。まずは学習の目標を決めるところからスタートします。
WordPressの学習は難しくなく、最近はノウハウも溢れているので学習しやすい環境が整っています。独学で十分と感じた方は、本記事で紹介した本やサイトを活用しながら学習を進めてみてください。
誰にも聞けない環境は不安な方は、WordPressが学べるスクールを活用しましょう。お金はかかりますが、その分講師おサポートを受けられるので、独学よりも効率的に学習を進められます。
WordPressを習得して、自分だけのWebサイトやブログ運営をスタートしましょう。