【初心者向け】リスティング広告のおすすめ勉強法をプロが解説!


Web広告の中で真っ先に検討されることも多いのが「リスティング広告」。別名を検索連動型広告と呼び、GoogleやYahoo!で検索をした時に検索上位に表示される広告のことを指します。

リスティング広告の例

Webマーケティングの仕事をするのであれば、リスティング広告の知識は必須と言ってもいいです。

私自信、マーケターとして6年以上働く中でリスティング広告を使って多くの売上を作ってきました。6年前も現在もリスティング広告は廃れることなく、有力な広告手段として君臨し続けています。

また、副業で複数社のプロモーションに携わってきましたが、いずれの会社でもリスティング広告を出稿して売上の増加に貢献することができました。

本記事では、リスティング広告って何??という人でも理解できるように、噛み砕いて勉強法を解説していきます。具体的な学習内容や学習ステップが分かるので、今日からアクションできるようになるでしょう。

リスティング広告はなぜ重要か?

リスティング広告が重要な理由は、顕在層に精度高くアプローチできるからです。プロモーションをする時に、まず最初にアプローチしたいのは、課題が明確で解決策を探している人たちです。

例えば、家のクーラーが壊れてしまった人は、クーラーの修理業者を探すでしょう。Googleで「クーラー 修理業者」と検索する可能性が非常に高いです。クーラーの修理業者からすると、この人たちは顕在層にあたります。

実際に、「クーラー 修理業者」で検索すると、様々な業者がリスティング広告を出しています。

「クーラー 修理業者」で検索するとリスティング広告が出てくる

リスティング広告の特徴は検索キーワードを指定して広告を出せることです。よって、課題を抱えている見込み顧客が検索しそうなキーワードで広告を出すことで、新規顧客の獲得に即結びつけられるのです。

事実、電通が公表しているデータによると、2021年インターネット広告費の中で最も大きな割合を占めるのはリスティング広告(検索連動型広告)でした。

これほど顕在層に精度高くアプローチできる広告は他にないため、大企業から中小企業まで多くの企業がリスティング広告を利用しています。

リスティング広告の勉強範囲を知ろう

リスティング広告の勉強法を解説する前に、何を勉強すべきなのかを整理しておきましょう。初心者がリスティング広告を習得する上で勉強すべき範囲を分解すると、以下の4つになります。

・広告運用に関する専門用語の理解
・検索キーワードの理解
・LPの企画・制作ディレクション
・Google広告運用ツールの理解

一つずつ見ていきましょう。

広告運用に関する専門用語の理解

まず一つ目は広告運用をする上で出てくる専門用語の理解です。これはリスティング広告だけでなく、Facebook広告やYouTube広告など、様々なWeb広告に共通して必要な知識です。

もし、あなたに他のWeb広告の運用経験があるのであれば、ここは無視してもらって大丈夫です。

Web広告を運用していると、英語3文字の用語が頻出します。種類が多いので、大半は運用しながら覚えていけば良いですが、以下のような主要な用語については実際に運用する前に理解しておいた方がいいです。

広告運用で使う主要な用語
  • CTR(Click Through Rateの略称)
    → 表示された広告がクリックされた割合
  • CPC(Click Per Costの略称)
    → 1クリックあたりの広告費
  • CV(Conversionの略称)
    → Webサイトにおける最終的な成果(問い合わせや商品の購入など)
  • CVR(Conversion Rateの略称)
    → Webサイトを訪問したユーザーがCVする割合
  • CPA(Cost Per Acquisitionの略称)
    → 1CVを獲得するのにかかる広告費

Webマーケターや広告運用者はコミュニケーションの中で、当たり前にこれらの用語を使っているので、知っていないと会話についていくことができません。広告運用をしながら徐々に慣れていきましょう。

検索キーワードの理解

二つ目は検索キーワードの理解です。先述したように、リスティング広告は「検索キーワードを指定して広告を出稿」する広告媒体です。

そのため、検索キーワードの選定が成果を出す上で鍵を握ります。自分の想像だけで検索キーワードを指定しても、実際は誰も検索していないといったこともあり得ます。そうなると、広告が全く出ません。

特定のキーワードでどれくらい検索されているかを示す指標を「検索ボリューム」と言います。検索ボリュームを見ながら、定量的に判断してキーワードの選定を行なっていく必要があります。

LPの企画・制作ディレクション

三つ目はLPの企画・制作ディレクションです。

リスティング広告をユーザーにクリックしてもらった後に、遷移するWebサイトやLPが必要です。LPを制作するのはデザイナーやコーダーですが、LPにどんな文言を掲載するのか、どんな打ち出しをするのかといった、企画・設計部分は広告運用者の仕事です。

また、LPのクオリティは最終的な成果(商品の購入や問い合わせなど)に直結するため、広告を出し始めた後も数値を見ながら改善する必要があります。

従って、LPの企画・制作に関する知識は不可欠です。

Google広告運用ツールの理解

最後はGoogle広告運用ツールの理解です。リスティング広告を出すためには、Googleが提供している専用ツールを使います。

管理画面をポチポチしていけば広告を出し始めることができるため作業自体は簡単です。しかし、管理画面を触る中で初見の専門用語が出てくるので、最初は用語を調べたり、ツールの構造を理解するのに時間がかかるでしょう。

こちらも実際に触りながら覚えていくのが早いので、変にインプットばかりせずにアウトプット重視で学んでいくのがおすすめです。

リスティング広告のおすすめ勉強方法

ではここからは、リスティング広告のおすすめ勉強方法を解説していきます。実際に私もリスティング広告を未経験から学び始めた時は、今回紹介する方法を取りました。

要点だけ先にお伝えすると、「理解が及んでいなくてもいいからとにかくアウトプットを優先しよう」です。最低限の概要を理解したら、後はやりながら覚えていった方が断然スピードが早いです。

具体的には以下の3ステップになります。

①本を1冊読む
②実際にリスティング広告を出稿する
③継続して広告運用する

一つずつ解説していきます。

①本を1冊読む

まず最初に本を1冊読みましょう。

さすがに知識が全くない状態だと、アウトプットができません。先述したように、広告運用の専門用語に関する基本的な理解もあった方がいいです。

ここでは、リスティング広告の全体像をざっくり理解できていればOKです。そしてこれを満たしてくれる最適な手段が「本を読むこと」です。本はその道のプロが分かりやすく基本をまとめてくれているので、1冊読むだけで全体像が見えてきます。

おすすめは「いちばんやさしい リスティング広告の教本」です。

いちばんやさしい[新版]リスティング広告の教本

ネット広告を掲載し運用するうえでつまずきがちなポイントを、セミナー経験豊富な講師陣がやさしく解説します。予算の設定、キーワードの選定、入札など、リスティング広告で必ず直面する問題に対して、単なる手順ではなく「考え方」を解説しているので、応用が利く解決力が身に付きます。

ゼロからリスティング広告を学ぶならこの本で決まりです。全くの未経験からでも段階を踏んでリスティング広告の全容が理解できる教科書のような一冊です。

一通り読めたら理解が浅くても大丈夫なので、次のSTEP2に移ってください。

②実際にリスティング広告を出稿する

次に実際にリスティング広告を出稿してみましょう。

とはいえ、広告を出すためにはお金が必要です。お金を捻出する方法は2つしかなく、「会社に出してもらう」もしくは「自分で出す」です。

具体的には以下3つの選択肢が現実的かと思います。

・会社で予算をもらって広告出稿する
・自分でLPを作って広告出稿する
・実務経験が積めるWebマーケティングスクールに通う

一つずつ解説します。

会社で予算をもらって広告出稿する

会社のお金を使って広告出稿できる環境にあなたがいるなら、それをぜひ活用してください。私も未経験で事業会社のマーケターになり、会社の予算を使いながら広告運用を学んでいきました。

現在、マーケティング関連の部署にいない方は、社内異動でマーケティングや新規事業の部署に移れないか調整してみましょう。

上記どちらも難しく、どうしても自分でお金を捻出したくないという方は転職を選択肢に入れてください。年齢にもよりますが(当然ながら20代が選択肢は多い)、Webマーケティングの実務未経験で入社できる企業は意外と多いです。

事業会社でも良いですが、短期間でWeb広告やリスティング広告のスキルを習得したいのであれば、Web広告代理店がおすすめです。広告代理店は様々な業界のクライアントを担当するので、ノウハウを蓄積しやすいからです。

リクルートエージェント」や「doda」のような大手転職エージェントに登録して話を聞いてみましょう!それ以外にもWebマーケティング転職に人気のエージェント・転職サイトを以下にまとめています。

Webマーケティング職に人気の転職エージェント・転職サイト【57人の利用実態を調査】

自分でLPを作って広告出稿する

二つ目は身銭を切って広告出稿を行う方法です。完全に独学になるので、自分一人でもやり切れる自信のある方にはおすすめの方法です。

強制力はないものの、自分の頭で考えてやらざるを得ないため、やりきった時に一番力がつく方法だと思います。広告予算としては1~2万円程あれば十分です。

月のお給料の一部を経験に変えると考えれば高くないはずです。私も社会人1・2年目の頃に、自分でLP(比較サイト)を作成してリスティング広告を出稿し、アフィリエイトで稼ぐということをやっていました。

リスティング広告の経験も積めて、上手くいけば収益も得られるので、身銭を切る際の方法としておすすめです。これはアドアフィリエイトと呼ばれる手法で、以下の記事に詳しくまとめています。

アドアフィリエイトとは?仕組みからやり方までを解説【初心者向け】

また、LPを作るのが大変と感じる方がいるかもしれませんが、最近は「ペライチ」のようなノーコードツールを使うと、非エンジニア・非デザイナーでも簡単にLPを作ることができます。

LPの作り方については以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。

ランディングページの作り方を6つの手順で徹底解説!制作手段や外注の考え方も分かる

実務経験が積めるWebマーケティングスクールに通う

  • 現在の会社で広告運用するのは難しく、今すぐ転職はできない
  • 独学でLPを作って広告出稿するのはハードルが高い

こういった方は、実務経験が積めるWebマーケティングスクールに通うという選択肢をおすすめします。Webマーケティングが学べるスクールはたくさんありますが、その中でも実務経験が積めるスクールを選びましょう。

実際に企業から案件を獲得して、リスティング広告を積むことができます。

具体的には「Wannabe Academy」と「Be Marketer」がおすすめです。Wannabe Academyはカリキュラムを通じて企業案件を経験することができます。Be Marketerも同じく企業案件を通じて月5万円を稼ぐことがゴールとして設定されています。

スクールなので他の選択肢に比べてお金はかかってしまいますが、プロに聞きながら学べる環境や、企業案件をこなしたという実績が手に入るのは大きなメリットです。

スクールを検討したい方は、まず上記2つのスクールの無料カウンセリングに参加してみてください。それぞれのスクールの口コミ・評判は下記でまとめています。

Wannabe Academy(ワナビーアカデミー)の評判・口コミは?特徴や向いてる人を徹底解説 Be Marketer(ビーマーケター)の評判は?口コミや他スクールとの比較からどんな人におすすめか解説

③継続して広告運用する

一度、リスティング広告の出稿まで辿り着けたら、後は継続的に広告運用しながらノウハウを身につけていきましょう。常にアウトプットができる環境を維持しつつ、分からないところを都度インプットしてください。

安定的に広告運用ができる環境を用意したいのであれば、やはりWeb広告代理店や、広告運用が経験できる事業会社にWebマーケターとして入社するのが一番です。

個人でチャレンジしたい場合は、以下のような選択肢があります。

  • 自分で商品を作ってリスティング広告で販売する
  • アフィリエイトサイトを作ってリスティング広告を出稿する
  • 副業案件を獲得する

自分が取れるリスクの範囲内で選択してもらえればと思いますが、リスティング広告は実践からしか学べない部分が多いことは忘れないようにしてください。

リスティング広告を勉強するのにおすすめの教材

ここからは、リスティング広告を勉強するのにおすすめの教材を紹介していきます。

あくまで、先ほどの3ステップを実践してく中で、分からないところを教材を使ってインプットするようにしましょう。

勉強方法のセクションでも、本を1冊紹介しました。本でインプットすることのメリットは、全体像を掴める点、一度に大量の情報を得られる点です。

とは言え、リスティング広告の本を追加で読む場合は、企業の成功事例やノウハウなど具体例がたくさん記載されている書籍を選びましょう。

また、Webマーケターとしてスキルの幅を広げていくという意味では、リスティング広告以外のWeb広告や、Webマーケティング全体から学べる本を積極的に読むことをおすすめします。

例えば、Web広告の色んな打ち手が知りたい方には「ネット広告運用“打ち手”大全」、Webマーケティング全体の知識を得たい方には「ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング」がおすすめです。

その他にも、Webマーケティングに関連するおすすめ書籍を以下の記事でまとめています。

Webマーケティングを学ぶのにおすすめ本15冊!分野別に紹介します

公式ドキュメント

リスティング広告の媒体は基本的に「Google」もしくは「Yahoo!」です。

広告運用ツールの使い方や最新機能に関しては、公式ドキュメントを見るのが一番正確です。ツール関連で困った時は公式ドキュメントを見る癖をつけておくと良いです。

以下がGoogle・Yahoo!のヘルプサイトと学習コンテンツを提供しているサイトです。

Webサイト・ブログ

Web広告代理店はクライアントの獲得手段として、無料の企業ブログを運営していることが多いです。この企業ブログで、有料級のノウハウが発信されていたりします。

例えば、「アナグラムのブログ」は有名です。リスティング広告にも強いWeb広告代理店として知られており、ブログでは最新情報や具体的なテクニックが発信されています。

その他にも人気のマーケティングメディアやブログは、以下の記事でまとめています。

保存版!国内のマーケティングメディア・ブログ24選まとめ【ジャンル別に紹介】

講座

体系立ててリスティング広告を学びたいという方は、講座という選択肢もあります。講座は無料のものから有料のものまで様々です。

例えば、無料の講座だと以下のようなものがあります。

無料の講座

一方、有料だと以下になります。

有料の講座
  • Udemy Google広告(Adwords)コース
    世界最大級のオンライン動画サービス「Udemy」では、様々なGoogle広告の講座が提供されています。料金も様々なので、自分の気に入ったものを購入しましょう。
  • デジハリONLINE Webマーケティング基礎講座
    デジタルハリウッド大学が提供する動画授業形式のオンライン講座です。Webマーケティングの基礎からリスティング広告までを学習できて、1ヶ月11,000円という価格設定になっています。

内容のまとめ

リスティング広告の勉強方法についてまとめてきました。

多くの人が義務教育の影響から、勉強と言うとインプットを重視する傾向にあります。しかし、仕事で求められるのはアウトプットです。

皮肉なことに、アウトプット力はアウトプットをすることでしか磨くことができません。だからこそ、本記事で紹介したようなアウトプット重視の勉強方法をするべきです。

本記事を通じてリスティング広告の勉強ロードマップを立て、実践に移す人が増えると嬉しいです。