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「本を読みたいのに時間が取れない」
「読み始めても集中力が続かずすぐに止めてしまう」
こんな方におすすめなのが、耳で読書ができる「Audible(オーディブル)」です。Audibleはプロのナレーターが朗読してくれるので、スキマ時間に流し聞きができます。
私自身、本を読むことが好きでビジネス書を中心に毎年100冊近い本を読んでいるのですが、Audibleを取り入れてから読書ペースが上がりました。
このように私はとても満足しているのですが、必ずしも全ての人におすすめできる訳でもないのかなと思います。
本記事では、なぜそう思うのか、Audibleを使ってみた率直な感想をお伝えした上で、Audibleのメリットやデメリットを実体験に基づいて解説します。
また、以上を踏まえてどんな人がAudibleを使うことに向いているのかも結論付けたいと思います。
紙の本やKindleが苦手という方でも、耳からの読書は全くの別体験なのでぜひ最後まで見ていってください。
目次
Audibleってどんなサービス?
Audible(オーディブル)はプロのナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスです。移動中や作業中など、好きな時に耳で読書をすることができます。
月額1,500円で12万冊以上の対象作品とポッドキャストが聴き放題で、いつでも解約することができます。また、ダウンロード機能が備わっているので、インターネット接続がなくても視聴できるのも嬉しいポイントです。
ショッピングサイト大手のAmazonが提供していることも安心材料になるかと思います。
Audibleを使った率直な感想
結論、ニーズに合った人が使えば利用価値の高いサービスだと思いました。言い換えると、誰にでもおすすめできるサービスではないということです。
特に確信を持っておすすめできる人は「ながら作業」がしたい人です。例えば、電車通勤をしながら学びを得たい人、トレーニングをしながら英単語を覚えたい人、などです。
そもそも、音声配信サービスに興味を持つ人の多くはながら作業がしたいという理由があるのではないでしょうか。私も例に漏れず、ランニングをより生産的な時間にするために耳から情報を得たいと思ってAudibleを使い始めました。
実際に使ってみると、私のニーズにとてもマッチしていて、今ではランニングをする時は毎回Audibleを聴くようになりました。
その他にも、使ってみて感じたメリット・デメリットを下記にまとめたので、自分が求めるものを満たしているかチェックしてみてください。
Audibleのメリット
まずは、Audibleのメリットを5つ解説していきます。
移動時間やトレーニングの間にインプットができる
改めてになりますが、やはりこれがAudibleを使う最大のメリットだと思います。
移動時間やトレーニング中、家事をしている時間など、他のことはできないけれど耳だけは空いているというケースは意外と多いです。良くある例だと、毎日の通勤やジムで筋トレをしている時間などが該当するでしょう。
このような時間を使って効率的に情報をインプットできるのはAudibleならではです。
私の場合は運動と並行して読書ができるようになり、信じられないほど時間を有効活用できるようになりました。
また、Audibleを聴くのはAirPodsのようなワイヤレスイヤホンがおすすめです。
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倍速機能を使って読書効率を上げられる
2つ目は、自分に合った速度で読書ができる点です。
Audibleでは0.5倍速から3.5倍速まで0.1刻みで速さを選択することができます。驚異的な刻み方ですよね。
私はいつも1.5倍速から2倍速で聴いていますが、倍速機能を使うことで読書効率を高められる点はメリットに感じます。効率的に情報収集したいビジネスパーソンの方には特におすすめです。
ナレーターの声が聞き取りやすい
音声配信は機械的に読み上げられると聞きづらいと感じてしまいます。また、人によっては良い気持ちがしないかもしれません。
しかし、Audibleではプロのナレーターが1冊1冊朗読してくれているので非常に聴きやすいです。声の強弱やトーンの変化もつけてくれるので、著者の感情の変化も読み取ることができます。
個人差はあると思いますが、音声を聴くことに対するストレスはかなり低減されると思います。
本だけでなくポッドキャストも聴ける
Audibleでは本だけでなくポッドキャストを聴くこともできます。
ニュース、小説、お笑い、エンタメ、ライフスタイルなど様々なジャンルが展開されています。芸能人が放送しているものも多く、お気に入りのポッドキャストが見つけられればAudibleを使う楽しみが増えます。
ビジネスメディアのNewsPicksもAudibleにコンテンツを提供していて、私は結構これを聴いています。
ホリエモンがメインパーソナリティを務める「HORIE ONE」やDMM亀山社長の「亀っちの部屋」、ビジネスリーダーのヒストリーを辿る「シゴテツ」などがお気に入りです。
毎月本1冊分の料金で聴き放題
最後は料金がとても良心的な点です。
実はAudibleは2022年1月に大幅なプラン変更を行いました。変更前は月額1,500円で好きな本1冊を選び、2冊目以降は追加料金が発生するという内容でした。
これが変更後は月額1,500円で12万冊相当の本とポッドキャストが聴き放題になったのです。ただし、変更前は解約後も購入した本を聴くことができましたが、変更後は解約すると聴くことはできなくなります。
それにしてもお得すぎる変更ですよね。本1冊相当の料金で12万冊の本が聴き放題です。私もこの大幅リニューアルの知らせを見て、利用開始してみることに決めました。
しかも、30日間無料体験もあるので迷っている方は一度体験してみると良いです。
Audibleのデメリット
次に、利用してみてデメリットに感じた部分についても4つ解説していきます。
自動で次の再生に行ってくれない
1つ目は自動で次の再生に行ってくれない点です。特にポッドキャストでこの問題を顕著に感じます。
ポッドキャストで1つの放送が終わったら自動で次の放送に行って欲しいんですが、どうやらAudibleには自動再生機能がないみたいです。そのため、1つの放送が終了すると音声も停止してしまいます。
トレーニングを1時間行う時に、1本20分のポッドキャストを聴くと残り40分は手動で再生ボタン押さないと音声が流れないという事態になります。なんとか自動再生機能を付けて欲しいです。。
一方で、本の場合は1本あたり5~10時間程あるので気になりません。よって、30分以上の長めの時間で聴きたい場合は本にすることでこの問題を解決しています。
筆者が伝えたい強調ポイントが分かりづらい
これはAudibleならではのデメリットだと言えます。
紙の本やKindleの場合、筆者が強調して伝えたいポイントには太字やマーカーが引かれているので、読者である私たちは視覚的にここが大事なんだ、ということを理解できます。
しかし、Audibleでは強調ポイントを視覚的に知る術はありません。ナレーターの音声だけではどこが太字かを理解することは困難なので、音声を聴きながら自分で考えて要点を抑えるしかありません。
コンテンツの数が少ない
Audibleは聴き放題とは言え、まだまだ対応している本の数は多いとは言えません。
現在Audibleの公式サイトで発表されているのは12万冊です。一方で、同じくAmazonが提供しているKindleの読み放題サービスである「Kindle Unlimited」の場合は200万冊が読み放題ということを考えると、決して多いとは言えません。
Audibleはプロのナレーターが朗読する分、対応数を爆発的に増やしていくことが難しい構造にあると思いますが、本の数はこれからに期待したいポイントです。
聴き放題対象外のタイトルもある
月額1,500円で聴き放題と言いながらも、一部聴き放題の対象外となる作品があります。対象外の作品がどれくらいあるかは明言されていますが、あまり対象外作品に出会わないので多くはないと思います。
聴き放題対象外のタイトルを聴きたい場合は、30%引きで単品購入が可能とのことです。公式サイトにも下記のような案内があります。
聴き放題対象外のタイトルの場合は、非会員価格から30%引きで単品購入いただけます。単品購入したタイトルは退会後もライブラリーから引き続きお聴きいただけます。
Audible公式サイト
Audibleを使うのが向いている人
ここまでのメリット・デメリットを踏まえて、改めてAudibleの利用が向いているのがどんな人なのかを紹介します。
スキマ時間を有効活用したい人
通勤時間や家事をしている時間、トレーニング時間など日々のちょっとした時間を有効活用するのにAudibleはとても向いています。
目で情報をインプットしようと思うと体を止めて対象物を注視する必要がありますが、耳からのインプットなら「ながら作業」ができてしまいます。
逆にしっかり時間を確保して、メモを取りながら読書をしたい人には向いていないです。あくまでライフハックしたい、日々の情報収集効率を高めたいという方におすすめです。
活字で本を読むのが苦手な人
活字の本を読むことに苦手意識を抱いている人は一度Audibleを試してみてください。目で見る読書とは全く異なる体験なので、抵抗感がかなり薄まると思います。
私も専門書っぽい本は敬遠しがちですが、Audibleであればとりあえず再生して見ようという気持ちになります。そして、実際に流してみると目で読むほどの難しさは感じず、読書が捗ることがありました。
「これまで何度も読書をしようと思ったけれど続かなかった」という人にこそ使ってみて欲しいです。
本に加えてポッドキャストも聴きたい人
Audibleには本だけでなくポッドキャストもたくさん用意されているので、聴きたいポッドキャストがある方にも向いています。
本を読むのは少し構えてしまうかもしれませんが、ポッドキャストはより気軽に聴くことができます。1本あたり数十分から長くても1時間程度なので、尺的にもながら作業をするのに丁度いいです。
一部、Audibleの公式ページでどんなポッドキャストがあるか見れますが、もっと見てみたい場合は30日間の無料体験に登録してチェックしてみてください。
Audibleは30日間無料(途中解約も可能!)
Audibleに少しでも興味がある人は30日間の無料体験を試してみてください。無料体験の期間中は、Audibleの全てのサービスを利用することができます。
Audibleが自分に向いているかどうかを確認するのに十分な時間があります。また、無料体験の途中でやっぱり不要だと思ったら、その場で解約手続きが可能です。
Audibleの無料体験を始めるには、公式サイトにアクセスして「無料体験を試す」ボタンをクリックします。
普段使っているAmazonアカウントがあれば、ログインを行います。もし持っていない場合は新規でアカウント作成をする必要があります。
ログインが完了したら、下記のページで「無料体験を試す」をクリックすると無料体験がスタートします。注文合計が¥0となっていることも確認できると思います。
以上、とても簡単に利用を開始することができます。
興味がある方は、下記より無料登録を始めてみてください。
内容のまとめ
- Audibleはプロのナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスで、月額1,500円で12万冊以上の本とポッドキャストが聴き放題
- Audibleを使ってみた率直な感想は、ニーズに合った人が使えば利用価値の高いサービスで、特におすすめしたいのは「ながら作業」をしたい人
- Audibleの5つのメリット
- 移動時間やトレーニングの間にインプットができる
- 倍速機能を使って読書効率を上げられる
- ナレーターの声が聞き取りやすい
- 本だけでなくポッドキャストも聴ける
- 毎月本1冊分の料金で聴き放題
- Audibleの4つのデメリット
- 自動で次の再生に行ってくれない
- 筆者が伝えたい強調ポイントが分かりづらい
- コンテンツの数が少ない
- 聴き放題対象外のタイトルもある
- Audibleを使うのが向いてる人
- スキマ時間を有効活用したい人
- 活字で本を読むのが苦手な人
- 本に加えてポッドキャストも聴きたい人
- Audibleは30日間無料で体験できるので、迷っている方はおすすめ