大学生におすすめの人生観を変える本13選【200冊から厳選】

Background vector created by freepik – www.freepik.com


大学生になるとバイト、サークル、旅行、恋愛、勉強、留学などやりたいことがたくさんありますよね。その中でも、ぜひ本を読むことを活動の一つとして取り入れてみて欲しいです。

本は知識を得る手段としてコスパが抜群に良いです。偉人が人生を費やして蓄えた知見や考え方を1冊1~2千円で学ぶことができるからです。

私も大学生活の中で200冊以上の本を読み、中にはこれまでの人生では知る由もなかった人生観を変えるような本にも出会うことができました。

さらに、大学生の時に読むからこそ得られる刺激があると思います。社会人になるとだんだん世の中の常識に囚われて価値観を疑うことも少なくなりがちです。

知的好奇心が強く、新しいことにチャレンジする時間も十分にある大学生だからこそ読書は超おすすめです。

本記事では、私がこれまでに読んできた本の中で大学生の時に読んでおいてよかった・読んでおくべきだったと感じる本を13冊厳選しました。どれも価値観を揺さぶるような感動を得ることができた本なので、ぜひチェックしてみてください!

大学生におすすめの本13選

1. 苦しかったときの話をしようか

P&Gで長らく会社員として働いた後、経営不信に陥っていたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)をV字回復させ、その後も丸亀製麺、ネスタリゾート神戸、西武遊園地など様々な企業の経営再建を手掛けている森岡毅さんをご存じでしょうか。

日本で最も有名なマーケターと言っても過言ではない方で、現在は「刀」と言うマーケティングのプロ集団を集めた会社の社長を務めています。

そんな森岡さんが、これから社会人になる自身の娘に向けて書いた「働くことの本質」を綴ったのが本書です。

つまり、大学生のあなたに向けて書いている本とも言えるのです。

ビジネス界で百戦錬磨の森岡さんが本書で下記のようなメッセージを発信されています。

  • 社会は資本家に都合の良い構造になっている
  • キャリアを成功させるために自分をブランドとして捉える
  • 自分の強みと相反する弱みはキッパリ諦める

これから社会に出る大学生にとってキャリア観を一変する一冊になるかもしれません。仕事・キャリアをテーマにする本の中では名著中の名著だと思います。

苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」

「何をしたいのかわからない」「今の会社にずっといていいのか」と悩むあなたに贈る必勝ノウハウ。悩んだ分だけ、君はもっと高く飛べる!USJ復活の立役者が教える「自分をマーケティングする方法」。後半の怒涛の展開で激しい感動に巻き込む10年に1冊の傑作ビジネス書!

本書の要約記事も書いているので、要点だけをサクッと知りたい方は下記の記事をご覧ください。

【要約】苦しかったときの話をしようか【森岡毅】

2. サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福

ホモ・サピエンスの歴史を俯瞰することで、なぜ我々人類だけがこれほどまでに発展できたのかを紐解いていく世界的なベストセラーです。

著者によると私たちホモ・サピエンスが食物連鎖の頂点に君臨できたのは、3つの重要な革命(認知革命、農業革命、科学革命)のおかげだと言います。

特に認知革命によって獲得した「虚構」(つまり、架空の物事を信じ込む能力)の概念は面白く、私たちが宗教、企業、法律、貨幣など目に見えないものを信じて一致団結することを可能にしました。サークルや大学自体も虚構のもと成り立っていると言えます。

私たち人間が何であり、一体これからどこに向かっていくのかを考えさせられる一冊です。

また、本書は人類史に関する本ですが、学生時代に読んだ日本史や世界史の教科書とは一線を画す面白さがあります。歴史本を前のめりに読んだのは初めての経験で、次のページが早く見たくて仕方がありませんでした。

上下の2冊完結になっているので、ぜひ両方とも手に取ってみてください。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

なぜ我々はこのような世界に生きているのか?ホモ・サピエンスの歴史を俯瞰することで現代世界を鋭く抉る世界的ベストセラー!

サピエンス全史(下)文明の構造と人類の幸福

なぜ人類だけが文明を手にしたのか?アフリカで暮らしていた取るに足りない生物であったホモ・サピエンスは、なぜ食物連鎖の頂点に立ち、文明を打ち立て、地球を支配するまでに至ったのだろうか?ホモ・サピエンスの過去、現在、未来を俯瞰するかつてないスケールの大著、ついに邦訳!

3. ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ホリエモンこと堀江貴文さんによって書かれたあまりにも有名な著書です。私は堀江さんの書籍の中でも、このゼロが一番好きです。ダントツで面白いと思います。

本書は2000年代前半に堀江さんがライブドア(当時)の社長として一世を風靡した後、逮捕され、刑務所から出た直後に出版されています。

明らかに普通ではない人生を送っている堀江さんだからこそ話せる内容があり、綴られている言葉一つ一つにとても重みがあります

本書の前半では堀江さんの生い立ちから学生時代に起業するまでのエピソードが書かれていて、後半では、堀江さんが考える働くことの意味や仕事への価値観が書かれています。

  • やりたいことがない人はいない、みんな最初から「できっこない」と諦めている
  • お金はもらうものではなく稼ぐもの
  • やりがいとは見つけるものではなく、自らの手で「つくる」もの

このようにパンチラインの効いたメッセージが多く発信されています。

ホリエモンのことを良く知らない人にこそ読んで欲しいです。いつ読んでも前向きになれる一冊です。

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。

4. えんぴつの約束

10代の頃から投資の仕事を始め、その後世界有数のコンサルタント会社「ベイン&カンパニー」に勤めるなど、誰もが羨むキャリアを歩んでいた筆者が突如その仕事を辞めます。

学生時代、世界一周旅行をしている時にインドで見た少年の一言「えんぴつがほしい」がずっと頭から離れなかったのです。

これまでの輝かしいキャリアを捨てて、自分の情熱の赴くままに世界中に学校を立てる仕事を始めます。

会社に勤めてより高い年収を追い求めることが幸せに直結するものだと考えていた、当時の私の価値観を真っ向からぶっ壊してくれました

人生の成功とは何か?私たちは何のために仕事をするのか?こういった問いを投げかけてくれます。すごく好きな一冊です。

えんぴつの約束

ぼくはアダム・ブラウン、30歳。つい数年前まで、かのマッキンゼーと並ぶ名門コンサルティング会社「ベイン&カンパニー」のコンサルタントだった。莫大な年収、高価なスーツ、華やかなパーティ……。すべてが順風満帆に見えたなか、ぼくの頭をずっと離れなかったのは、学生時代にインドで出会った1人の少年の言葉だった。

5. 僕は君たちに武器を配りたい

東大、マッキンゼーを経て、京大で絶大な人気を誇る教官となった瀧本哲史さんによって書かれた著書です。私も大学生の時に何度も読み返していたので、2019年に47歳という若さでこの世を去ったというニュースを知った時は驚きを隠せませんでした。

本書では20代がこれからの社会で生き残るための思考法が語られています。

  • 勉強だけやっていてもコモディティになってしまう
  • 1つの専門分野に長けたエキスパートはこれからの時代では稼げない
  • 今後も稼いで生き残っていけるのは4タイプの人

ビジネスの現場で多くの経験を積んだ筆者だからこそ伝えられるリアルで熱いメッセージです。キャリア設計を考える上で非常に役立つ一冊になると思うので、おすすめしたい良書です。

僕は君たちに武器を配りたい

東大、マッキンゼーを経て、現在、京大で絶大な人気の瀧本先生が、新しい経済の流れで、自分の力で道を切り開き、ゲリラとして生き残るための「武器」について、投資家としての経験から、語ります!

6. STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか

スタートアップという言葉をご存じでしょうか。ゼロからビジネスを立ち上げて急成長を目指していく企業のことを指します。

大企業のような安定・堅実成長とは対極を成す世界、リスクを取り強烈なエネルギーを持って急成長を狙いにいきます。

あなたがスタートアップに全く興味がないとしても、スタートアップがどのような世界なのかを理解しておいて損はありません。私も大学入学当初、将来は大手の銀行にでも勤めるのかなとぼんやり思っていましたが、気づいたらスタートアップに身を置いています。

人生は分からないものです。選択肢を知らないということ以上に不幸なことはないため、ぜひスタートアップの世界についても知って欲しいなと思います。

ビズリーチ、Pairs、メルカリ、MERY、クラシルなどみんなが知っているサービスもスタートアップとして始まりました。

本書では今をときめくスタートアップが創業されてから成功するまでのストーリーが17個も紹介されており、スタートアップのリアルを体感することができます。

STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか

17人の起業家たちへの直接インタビューから作成した26のケーススタディを収録。体系化された「知識」と、生々しい「実践」の往復によって、事業立ち上げの「定石」が見えてくる。

7. ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

本書のタイトルにもある「ハッカー」と聞くと、コンピュータを乗っ取る悪い人というイメージがあるかもしれません。しかし、本書で定義するハッカーとは良いことであれ悪いことであれ、コンピュータを自由自在に操れる者(つまり、優れたプログラマー)です。

そう語るのは本書を執筆したポール・グレアム氏です。彼は天才プログラマーとして知られ、自身の会社をYahoo!に売却したことで成功をおさめています。

現在は「Y Combinator」というDropboxやAirbnbを輩出したことでも知られる世界で最も有名なスタートアップ養成所を運営しています。

テクノロジー主導の現代においてコンピュータへの理解はますます欠かせなくなっています。本書では時代の中心を行くプログラマーが何を考えているのか、その頭の中を覗ける内容になっています。

また、後半に進むにつれて富の創りかたやモノづくりのセンスなど、柔らかい題材を通じて筆者の見解が述べられていて、すごく好奇心を刺激されます

プログラミング未経験でも面白く読めると思うので、ぜひ手に取ってみてください。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

本書の著者Paul Grahamは、LISPプログラミングの達人であると同時に、後のYahoo!Storeとなるソフトウェアを作り、ベンチャー創業者として大きな成功を収めたことで知られる。本書でGrahamは、コンピュータが大きな役割を担う時代において、いかに発想を広げ、美しいものを設計し作り上げるかを、さまざまな切り口から大胆に考察している。インターネット上で大きな話題となったエッセイを書籍化。

8. 暇と退屈の倫理学

表紙とタイトルを見て大学の教科書っぽくて堅そうなイメージを持ったかもしれませんが、とても読みやすいのでご安心ください。

本書はタイトルにある通り、人はなぜ退屈だと感じるのか、暇と退屈の違いは何かを紐解いていく本です。そもそも人間が退屈を感じるようになったのは狩猟民族から定住民族になって、能力を持て余し始めたからだと筆者は言います。

そして、現代人が退屈を感じるのは暇を生きる術を知らないからだと言うのです。例えば、昔の貴族は暇であることが権利として与えられており、暇を生きる術を知っていたので退屈してはいませんでした。

では、私たちはどうすれば退屈を感じずにいられるのかと言うと、結論は「思考し続けること」に行き着きます。この結論に達するまでに、人間と比べて動物が退屈を感じない理由なども解説されており、非常に示唆に富んでいます。

自分自身の生き方について新しい角度から問いを投げかけてくれる本です。適度な専門性があって知的好奇心を絶妙に刺激してくれます。

暇と退屈の倫理学

「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾られねばならない」明るく潑剌と、人生の冒険に乗りだすための勇気を!新版に寄せた渾身の論考「傷と運命」(13,000字)を付す。

9. フロー体験 喜びの現象学

本書のタイトルとなっているフロー体験とは、端的に言うと一つのことに強烈に没頭している状態のことです。そして、フロー体験にある時に人は最も幸福感を得られるのだと筆者は言います。

フロー体験を得るためには主体的な活動が不可欠で、決して受動的な取り組みからは発生しません。テレビをぼーっと見たり、気の知れた友人と話していてもフロー体験を獲得することはできません。

自分で問いを立てて目標設定を行い、その達成のために全神経を注ぐ過程においてフロー体験に没入するのです。

私の人生を振り返ってみても、我を忘れるほど何かに集中していた時は幸福感が高かったように思います。しかし、それがなぜかを説明することは難しかったのですが、本書では見事にその事象が言語化されています。

周囲の雑音に気を取られず、自分の意志で人生を歩むための考え方を学ぶことができます。

フロー体験 喜びの現象学

「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾られねばならない」明るく潑剌と、人生の冒険に乗りだすための勇気を!新版に寄せた渾身の論考「傷と運命」(13,000字)を付す。

10. 学問のすすめ 現代語訳

本書は福澤諭吉の大ベストセラー「学問のすすめ」を現代語訳したもので、非常に読みやすくなっています。

福澤諭吉は明治時代に活躍した思想家であり、教育者です。慶應義塾の創始者としても知られており、彼の「学問」に対する考え方は現代まで継承されています。

学問のすすめの冒頭にある「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という有名すぎる言葉を知っている人も多いでしょう。これは、皆生まれながらにして平等であるという意味ですが、現実にはお金持ちもいれば貧しい人もいます。

この差は、その人がしっかり学んでいるか学んでいないかによって生み出されるのです。本書からは私たちに学問が必要な理由、なぜ「私たちは学ぶべきなのか」を学ぶことができます。

学ぶことが生活の中心となる大学生にはまず手に取って欲しい一冊です。大学の勉強に対する向き合い方を考えさせられることでしょう。

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

近代日本最大の啓蒙思想家・福澤諭吉の大ベストセラー『学問のすすめ』。本書は歯切れのよい原書のリズムをいかしつつ、文語を口語に移した現代語訳である。国家と個人の関係を見つめ、世のために働くことで自分自身も充実する生き方を示した彼の言葉は、全く色あせないばかりか、今の時代にこそ響く。

11. 「最高の授業」を、世界の果てまで届けよう

当時早稲田大学生だった税所さんが、失恋をきっかけにバングラデシュの貧困地域の高校生を対象に、DVDを使った映像授業を展開し、バングラデシュ最難関のダッカ大学(日本における東大)に合格者を出すという物語を綴った本です。

そのストーリーがドラゴン桜さながらということで、「五大陸ドラゴン桜プロジェクト」を掲げて、ルワンダ、ヨルダン、ガザ地区など世界各地に展開していきます。

文字通り、一人の大学生が自分の力で世界を変えていっているのです。

この現実に刺激を受けない訳がありません。本書を読み終えると居ても立っても居られなくなるでしょう。

そんな、自分の中に眠っている闘争心を掻き立ててくれる良書です。

ちなみに、税所さんは既に代表を退いていますが、e-Educationは今もなお世界各地で規模を大きくしてプロジェクトを展開しています。

「最高の授業」を、世界の果てまで届けよう

深刻な教師不足になやむ途上国に、ネットやDVDを駆使して「最高の授業」を届けつづける、24歳の早大生、税所篤快(さいしょ・あつよし)。かつて偏差値28の「おちこぼれ」だった彼は、なぜバングラデシュ、ルワンダ、ヨルダン、ガザ地区など世界各地の教育危機を次々と救うことができたのでしょうか?

12. これからの「正義」の話をしよう

ハーバード大学のサンデル教授が受け持つ超人気哲学講義「JUSTICE」の内容を書籍化したもので、哲学本の大ベストセラーです。

本書では、「正義とは何か」について考えさせられる多くの問いを投げかけてくれます。

  • 1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?
  • 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか?
  • 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか?

世の中で起こっている苦難の根底には「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいます。本書を通じてあなたが考える正義について見つめ直すきっかけを得ることができます

社会人になると実用本を読みがちで、このような哲学本は時間に余裕のある大学生の時にこそおすすめしたいです。

これからの「正義」の話をしよう

「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」正解のない究極の難問に挑み続ける、ハーバード大学の超人気哲学講義“JUSTICE”。経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる。サンデル教授の問いに取り組むことで見えてくる、よりよい社会の姿とは?NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー、待望の文庫化。

13. 教養として知っておきたい二宮尊徳 日本的成功哲学の本質は何か

二宮尊徳を知っていますか?小学校に薪を背負って本を読んでいる銅像が立っているのを見たことがあるかもしれませんが、その銅像になっている人物です。通称「二宮金次郎」と呼ばれています

一農民の出身でありながらも、強いリーダーシップを発揮して数々の農村の改革を実現していきました。その実行力もさることながら、尊徳が残した優れた思想が現代まで継承されているのです。

二宮尊徳の有名な言葉を一つ紹介します。

経済を伴わない道徳は戯言であり、道徳を伴わない経済は罪悪である

これは報徳思想とも呼ばれ、道徳と経済を一致させて発展を目指すという考え方です。理念を語るだけで儲けが出せない状態や、詐欺のように手段を問わず利益を追求する状態、どちらも強く批判しています。

松下幸之助(パナソニック創業者)や豊田佐吉(トヨタ自動車創業者)など数々の偉人がこの報徳思想を信奉していたと言われています。

近代日本の経済発展を支えたとも言える思想・哲学をぜひ本書から学んでみてください。

教養として知っておきたい二宮尊徳 日本的成功哲学の本質は何か

二宮尊徳といえば、薪を背負って書を読む「二宮金次郎像」ばかりが有名かもしれない。だが彼は、幕末期に、一農民の出身でありながら、600を上回る荒れ果てた農村や諸藩の再建に見事に成功した人物である。尊徳は、どこまでもポジティブで、合理的だった。たとえば……尊徳は困った人々にお金を貸す時、必ず「知恵を働かせる生き方」も教えた。

大学生が本を読むメリット

ここまで大学生におすすめしたい本を厳選して紹介してきましたが、改めて本を読むメリットをお伝えしたいと思います。

私自身、大学生活で読書に時間を費やして後悔したことは一度もありません。今の価値観を形成するのに、大学時代に読んだ本からは大きく影響を受けています

むしろ、読書をしていなかったらと思うと恐ろしくなるくらいです。

メリットは下記の3つです。

  • 知らない世界を知れる
  • 自分の興味がどこにあるのかを知れる
  • 物事の本質を理解できる

知らない世界を知れる

本には過去の偉人が人生をかけて取り組んで得た知見やノウハウが体系的にまとめられています。そこには、これまで生きてきた人生で知る由もないことがたくさん書かれています

例えば、経営者や世界的権威を持つ科学者の考えていることを普通に生きていてなかなか知る機会はありません。しかし、私たちは一冊の本という形で気軽に彼らの優れた考え方や知見を学ぶことができるのです。

これほどまでに練度の高い情報を得られるのは本くらいではないでしょうか。

また、逆説的ですが本を何冊も読んでいくことで自分が本当に何も知らないことに気づかされます。自分が無知であることを自覚して素直に学びに貪欲になれるのも読書のメリットだと思います。

知らない世界を知ることの最大のメリットは、選択肢が広がることです。選択肢が広がれば広がるほど、可能性も大きくなり自由にあなたの人生を歩むことができます。

自分の興味がどこにあるのかを知れる

本を読むことで自分が何に興味があるのかを知ることができます。本を読んでいると、面白いなあと思うものもあれば、あまり面白くないと感じる本も必ず出てきます。

気づいたら自分が面白いと感じるジャンルの本に偏ってしまっているなんてことも起こり得るでしょう。それはつまり、あなたがその分野に強い興味を抱いていることの証明に他なりません。

興味のあるものが見つかれば、大学生活がさらに充実したものになるはずです。さらに深く勉強してもいいですし、その分野の仕事を始めるための準備を開始することもできます。

「特にやりたいことがない」「興味のあるものがない」と感じている人にこそ読書をおすすめしたいです。

物事の本質を理解できる

多くの本を読んでいると、世の中の本質が見えてくるようになります。

例えば、ビジネスマンの成功本には色々な具体例が書かれているものの、抽象化すると共通のメッセージが多いといった具合です。

このように、複数の本を読んでいる中で点と点が繋がって、あの本でも同じことを言っていたな、あの本でいっていたことはこういうことなのか、と気づきを得ることが増えてくるのです。

本質を理解することができれば、自信を持って物事を判断したり、見極めることができるようになるでしょう。

大学生が本を安く買うためにおすすめのサービス

本を新しく購入しようと思うと1冊あたり1,000 ~ 2,000円はかかります。できることなら少しでも安く買いたいことでしょう。

ベストは図書館で本を借りることです。図書館の本は無料なので使い倒さない理由がありません。しかし、自分の興味のある本がないということも割とあります。

そんな時のために、大学生が本を安く買うためのサービスを3つご紹介します。私も実際に大学生の時に使っていたサービスになるので、もしお金がボトルネックになっている場合は検討してみてください。

Prime Student

Prime Student公式サイト

Prime StudentはAmazonが学生向けに提供している会員サービスで、月額250円(税込)で利用できます。

Prime Student会員なら、Amazonで書籍を一度に3冊以上購入すると、最大10%分のAmazonポイントが毎回還元されます(ただし、Kindle本は対象外)。

しかも、6ヶ月間も無料で体験することができます。とりあえず登録してみて、継続する価値を感じなければ退会すればOKです。

他にもPrime Studentに登録すると下記のサービスが受けられます。

Prime Studentの特典一覧
  • Prime Videoの映画やドラマが見放題
  • Prime Musicで200万曲以上の楽曲が聴き放題
  • お急ぎ便を使って最短で翌日配送が可能
  • Amazon Photosを使って無制限に写真を保存可能
  • Prime Readingで1000冊以上の本・マンガ・雑誌が無料

興味がある方は下記より登録してみてください。

Prime Studentの登録はこちら↗︎

Kindle Unlimited

Kindle Unlimited公式サイト

Kindle Unlimited月額980円(税込)でAmazonの中から200万冊以上の本が読み放題になるサービスです。スマホやPCでもKindleのアプリをダウンロードすれば利用できます。

月額料金は本屋で1冊買うよりも安いので、もしKindle Unlimitedに読みたい本がたくさんある場合は断然お得です。

ただし、自分が読みたい本が対象かどうかは事前にチェックしておきましょう。

①Kindleストアを選択

Kindleストアを選択

②Kindle Unlimited対象かチェック


しかも、30日間の無料体験があるので、興味がある方は一度利用してみるといいでしょう。

Kindle Unlimitedの登録はこちら↗︎

メルカリ

メルカリ公式サイト

毎回取引をする手間は発生しますが、メルカリなら新品で買うよりも多くの場合安く手に入れることができます。さらに、読み終わったら再度メルカリで出品することも可能です。

中古でも良いので、少しでも安く本を手に入れたいという方にはおすすめの選択肢です。私も学生時代に何度かメルカリ経由で本を購入しました。

まずは、自分が欲しい本が出品されているかを確認してみましょう。

メルカリはこちら↗︎

内容のまとめ

  • 大学生におすすめの本
    • 1. 大学生におすすめの本13選苦しかったときの話をしようか
    • 2. サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福
    • 3. ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
    • 4. えんぴつの約束
    • 5. 僕は君たちに武器を配りたい
    • 6. STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか
    • 7. ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
    • 8. 暇と退屈の倫理学
    • 9. フロー体験 喜びの現象学
    • 10. 学問のすすめ 現代語訳
    • 11. 「最高の授業」を、世界の果てまで届けよう
    • 12. これからの「正義」の話をしよう
    • 13. 教養として知っておきたい二宮尊徳 日本的成功哲学の本質は何か
  • 大学生が本を読むメリット
    • 知らない世界を知れる
    • 自分の興味がどこにあるのかを知れる
    • 物事の本質を理解できる
  • 大学生が本を安く買うためにおすすめのサービス
    • Prime Student
    • Kindle Unlimited
    • メルカリ