大学生にWebマーケティングがおすすめな5つの理由!【勉強・実践方法も分かる】

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「大学生活に飽きて、何か熱中できることに挑戦したい」
「アルバイトではなく将来の役に立つスキルを身につけながらお金を稼ぎたい」
「就活でアピールできるスキルや経験を手に入れたい」

もしあなたがこのように考えているのであれば、Webマーケティングを学ぶことを選択肢の一つに入れてみてください。

私自身も大学4年生の頃からWebマーケティングを学び始め、実際に上記のようなことを実現してきました。その実体験があるからこそ、他の人と比べても鮮明に話ができると思います。

タイトルにもある通り、本記事では大学生にWebマーケティングがおすすめな5つの理由を解説していきます。

また、おすすめするだけにとどまらず、Webマーケティングの勉強方法と実践方法をそれぞれ解説します。もし本気で身につけたいと思うなら、座学で学ぶだけでなく必ず実践を交えるようにしてください。

では具体的にみていきましょう!

そもそもWebマーケティングとは?

Webマーケティングはインターネット上で行う商品やサービスの販促活動のことです。売上や新規顧客獲得数を目標として、ネット上で様々な施策を行なっていきます。

ネットショップを開設して広告で集客したり、SNSでフォロワーを集めてグッズを販売するといったこともWebマーケティングの手法の一つです。

分かりやすく代表的な仕事内容をあげるとすれば下記の3つです。

  • Web広告運用
  • SEO(検索エンジンの最適化)
  • SNS運用

まず最初はいずれかの仕事の担当者としてスタートするケースが多いでしょう。とは言え、これらは集客のためのいち手段に過ぎないため、3つの領域を満遍なくカバーする人材の方が打ち手の幅も広がって結果を出せます。

また、これら3つのうちいずれかの専門スキルを身につけていれば、個人で独立することも難しくありません。

Webマーケティングの仕事内容や必要なスキル、Webマーケターのキャリアパスなど網羅的に知りたい方は下記の記事もあわせてご覧ください。

【保存版】Webマーケターとは?仕事内容、必要なスキル、未経験からプロになる方法を徹底解説

大学生にWebマーケティングがおすすめな5つの理由

では、ここからは大学生にWebマーケティングをおすすめしたい5つの理由を話していきます。

理由1:集客ノウハウはビジネス戦闘力を高める

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1つ目は、Webマーケティングの仕事を通じて集客ノウハウが身につくからです。

集客ノウハウは将来会社に勤めるにしても、独立するにしてもビジネスマンとして強力な武器になります。なぜなら、ビジネスは集客(= 新規顧客獲得)から始まるからです。

顧客がいなければビジネスは成立しません。よって、多くの企業が新規顧客獲得のために経営資源を注ぎ込んでいます。テレビCMや大きな看板広告、ネット上で見かける広告、企業が運営するSNS、これらは主に顧客を獲得することが目的です。

Webマーケティングはネット上で集客をしたり、顧客にモノやサービスを販売する仕事です。商品のターゲットを考えて、どんな方法で、どうやって価値を知らせるのか、こういったことを自分で企画して実行していきます。

この過程を通じて、どうすれば人を集めることができるのかを体得していくのです。集客ノウハウを身につければ、もし将来あなたが個人でビジネスを始めたり、独立する際にも非常に役立つでしょう。

理由2:アルバイト代わりの収入源が作れる

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2つ目の理由は、アルバイト以外の方法で稼げるようになるからです。Webマーケティングは単なる趣味の領域に止まらず仕事になります

多くの企業がWebマーケティング担当者を社内に置いていることからも、Webマーケティングができる人材に対して投資をしたいと考えています。また、企業に属すのではなく、個人でビジネスを立ち上げて収益を得ることも可能です。

例えば、長期インターンシップに参加して給料をもらいながらWebマーケティングの仕事をすることもできますし、自分でブログやSNSを立ち上げて広告収益を得ることもできます。

一人暮らしの場合、家賃や日々の生活費のためにお金を稼ぐ必要があると思いますが、それをアルバイトじゃなくて、Webマーケティングの仕事にチャレンジしながらできるのです。

理由3:平均年収が高く、将来性のある仕事

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3つ目の理由は、Webマーケターは平均年収が高く今後も求められる仕事だからです。

マーケターの平均年収は全職種平均よりも約70万円高く、平均年収は高い職業だと言えます。

マーケターの平均年収全職種の平均年収
476万円409万円
出典:doda 平均年収ランキング

また、年齢を重ねるごとに経営に近いポジションへとシフトしていくため、年収も上がっていきます。50代の平均年収は800 ~ 900万円程です。

実際に私自身も20代にして平均年収をはるかに上回る収入を得ることができていますし、最近独立した知人のWebマーケターも20代で年収1000万円を超えています。

なぜ、平均年収が高いかと言うと、やはりWebマーケティングの市場が伸びていることが大きいです。インターネット広告費は2021年に歴史上初めてマスコミ4媒体の広告費を上回りました

出典:電通報

このデータを見て驚いた人も多いのではないでしょうか。実はテレビCMや新聞広告に使われる広告費よりもネット上で使われる広告費の方が大きいのです。

インターネット広告の広告効果を上げることはWebマーケターの仕事の一つです。今後もインターネット広告費は伸びることが想定されるので、さらに多くの企業がWebマーケティングを必要とするようになるでしょう。

よって、Webマーケティングを活用してビジネスを伸ばすことができるWebマーケターの市場価値は高まっていくのです。

下記の記事ではマーケターの年収と年収を上げる具体的な方法について解説しているので、もし興味があればあわせてご覧ください。

【超シンプル】マーケターが年収を上げる3つの方法【平均年収は500万弱】

Webマーケターは将来性があるとはいえ、自分の頭で考えて価値を出せる人材でないとAIに代替される可能性は十分にあります。

下記の記事では機械に置き換わる仕事とそうでない仕事を解説した上で、市場価値の高いマーケターになるためにやるべきことを話しています。

マーケティングの仕事はなくなるのか?現役マーケターが将来性を考察

理由4:インターネットやITの知識が身につく

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4つ目の理由は、インターネットやITの知識が身につくからです。

既にビジネスを行う上でITは切っても切り離せない存在になっています。最近では多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)化を掲げ、経営トップが先頭に立って企業のデジタル化を推進しています。

例えば、Yahoo!が全社員8000人をIT人材にすることを発表したり、NTT東日本が社員の半数3万人をIT関連の新規事業に充てることを発表しています。

このような社会でインターネットやITの知識を持っているビジネスマンが活躍できることは言うまでもありません。

Webマーケティングはその名前にもある通り、インターネット上でマーケティング活動を行う手法のことなのでITスキルは否が応でも習得しなければいけません

例えば、ネットでモノを売るためにはWebサイトが必要で、Webサイトを作るためには下記のような知識が必要になります。

  • ドメイン
  • サーバー
  • WordPress
  • HTML・CSS

また、商品を販売した後は、顧客情報を管理したり売れ筋商品等を分析する必要があります。そのためには下記のようなITスキルが求められます。

  • データベースの仕組み
  • データベースを操作するプログラミング言語「SQL」
  • 顧客管理システム(CRM)

これらのITスキルはどんな業界・業種にも応用できることなので知っておいて損をすることはまずないです。

理由5:シンプルに楽しい

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最後の5つ目は、シンプルに楽しいからです。これに関しては私一個人の主観による部分が大きいですが、そのつもりで読んでいただければと思います。

Webマーケティングは売上目標や集客目標を背負うプレッシャーが大きいですが、それ以上に楽しさややりがいを感じる仕事であると感じます。

具体的には下記の2つの観点です。

  • 数字が伸びることの楽しさ
  • ダイレクトにユーザーへ価値を届けることができる楽しさ

1つ目の数字が伸びることの楽しさはゲームに近いような感覚があるかもしれません。SNSのフォロワー数が増えたり、商品の売れ行き好調などでリアルタイムにビジネス上の数字が伸びていくのは楽しいです。

また、上手くいかない時は何が原因でどう改善すれば良いのかを思考し続けなければいけないため、その過程で知的好奇心が刺激されて楽しいと感じる人もいるでしょう。

本質的には2つ目に楽しさややりがいを見出す人が多いと思います。Webマーケティングの仕事は自分が作った広告や文章がダイレクトにユーザーに届いて、その後の購買行動につながります

これほどまでに直接的に影響を与えている実感が得られる仕事はそうそうないのではと思います。自分が本当に良いと思っている商品のWebマーケティングに携わることができれば、仕事自体が楽しいものになるはずです。

とは言え、あらゆる仕事には向き不向きが存在します。自分にWebマーケティングが向いているのか気になる方は、下記の記事でWebマーケティングに向いてる人の特性を紹介しているのでぜひご覧ください。

Webマーケティングの仕事に向いてる人の特徴5選【10項目の適性診断付き】

大学生がWebマーケティングを勉強する方法

ここまで読み進めてみて、Webマーケティングを学んでみたいと思った方もいると思います。ここからは大学生におすすめの勉強方法と実践方法を紹介していきます。

大学生におすすめの勉強方法は下記の3つです。

  • Webマーケティング本を読む
  • インターンシップに参加する
  • Webマーケティングスクールに通う

Webマーケティング本を読む

最初の取っ掛かりとしてWebマーケティング本を読むのは良い選択肢だと思います。

初心者へのおすすめは下記の3冊です。

初心者におすすめの3冊

マーケティングの全体像を把握できたり、商売の本質について理解できる良書です。Webマーケティングの手法から学ぶのではなく、広義のマーケティングとは?が学べる本から手に取ることをおすすめします。

これらを読み終えたら、具体的なWebマーケティングの実践本も読み進めましょう。下記の記事ではジャンル別にWebマーケティング本を紹介しているので、ぜひご覧ください。

Webマーケティングを学ぶのにおすすめ本15冊!分野別に紹介します

ただ、本だけを読んでいてもスキルは身につかないので、並行して実践できる環境に身を置くべきです。実践方法について後ほど詳しく解説します。

インターンシップに参加する

インターンシップに参加するのは個人的な超おすすめです。インターンシップは学生の特権で、スキルを学びながら給料ももらえるからです。

特に長期インターンシップで最低でも3ヶ月 ~ 半年くらいは働いてみるのが良いですね。数日間の短期インターンシップだとスキルは身につかず、自分がWebマーケティングの仕事に向いているかの見極めも難しいです。

私自身も大学生の時に2年間の長期インターンをしており、プログラミングからWebマーケティングまで幅広いスキルを習得することができました。また、他のアルバイトをする必要がないくらいのお給料も頂いていました。

長期インターンシップを探すなら「Wantedly」がおすすめです。WantedlyはイケてるIT企業やベンチャーのインターン案件をたくさん取り扱っています。「インターン」でフィルターをかけてどんなインターンシップがあるか一度調べてみてください。

色んな会社があって見極め方が分からないという場合は、「ビズリーチ・キャンパス」を使って同じ大学のOB・OGに話を聞きに行くのも良いでしょう。既にインターンや就活を経験している同じ大学の先輩ということで、参考になる部分も多いと思います。

Webマーケティングスクールに通う

Webマーケティングスクールは未経験から仕事ができるレベルのスキルを習得できるスクールです。SEOやWeb広告運用といったWebマーケティングの核となるスキルを学習します。

決して安くはないため、本気で効率的にスキル習得を目指したいという方におすすめの選択肢です。

中でも、下記の3つのスクールには学割料金が設定されていて学生向きです。

  スクール 料金(税込) 受講期間 受講場所 学習形式
1.
デジプロ
入会金:¥33,000
受講料(社会人):¥330,000(通学プラン)、¥385,000(オンラインプラン)
受講料(学生):¥275,000(プラン問わず)
2ヶ月(40時間) ・教室(渋谷・大阪・福岡・千葉・神戸・大宮・横浜・広島・名古屋・北海道)
・オンライン
動画コンテンツ + 少人数講義(2時間×8コマ)
2.
Wannabe Academy
入学金:¥66,000
受講料(社会人):¥264,000
受講料(学生)¥198,000
3ヶ月 + 4ヶ月間のサポート期間 ・教室(新宿)
・オンライン
動画コンテンツ + 週1回のオンラインライブ授業 + 補講受け放題
3.
テックアカデミー
Webマーケティングコース
社会人:¥174,900
学生:¥163,900
※4週間プランの場合
4週間(160 ~ 200時間) ~ オンライン完結 オンライン学習教材 + 講師に質問 + 週2回パーソナルメンターと面談
横にスクロールしてください→

それぞれ下記の軸で選ぶといいでしょう。

スクールの実績を重視するなら・・デジプロ
実際の仕事まで体験したいなら・・Wannabe Academy
料金の安さを重視するなら  ・・テックアカデミー Webマーケティングコース

もっと詳しくスクールについて知りたい方は、下記の記事で目的別や地域別・特徴別に徹底比較しているのでぜひご覧ください。

2022年最新版!おすすめのWebマーケティングスクールを徹底比較【目的・地域・特徴別に紹介】

大学生がWebマーケティングを実践する方法

Webマーケティングを最短で習得するためには、アウトプットする環境を整えた上でインプットをした方がいいです。そういう意味では、先ほど解説した長期インターンシップはアウトプットが求められる環境なので最適ですね。

ここでは、インターンシップ以外で個人で取り組めるWebマーケティングの実践方法を紹介します。

紹介するのは下記の3つです。

  • ブログを立ち上げてアフィリエイトする
  • SNSを運用する
  • 個人で企業から案件を受注する

ブログを立ち上げてアフィリエイトする

1つ目は自分のブログを立ち上げてアフィリエイト収益を得る方法です。

アフィリエイトとはブログ内に商品リンクを貼って、リンク経由で商品が売れると報酬を得ることができる広告のことです。アフィリエイトをたまに怪しいと思っている人もいますが全く怪しいものではありません

多くの有名企業も商品の販売のためにアフィリエイトを活用しています。

アフィリエイトは確実に稼げるというものではありませんが、ゼロからブログを立ち上げて収益化しようとする過程の中で下記のスキルを身につけることができます。

  • ブログ(Webサイト)の構築方法
  • ブログの集客方法
  • SEO(検索エンジンで上位表示する技術)の知識
  • アフィリエイト広告の仕組み
  • 商品を売るためのセールスライティング

どれもWebマーケティングを仕事にする上では欠かせないスキルであり、何よりも自分のブログで収益を上げられれば生活に余裕が生まれます

下記の記事ではワードプレスを使ったブログの始め方を具体的に解説しているので、ぜひご覧ください。

【ConoHa WING】ワードプレスの始め方を初心者向けに解説

SNSを運用する

2つ目はSNSを運用する方法です。

ただ自分の好きなことを投稿するのではなく、フォロワーを増やすことを目標にしましょう。ユーザーに求められるものを作ろうとすることによって、マーケティング視点が磨かれるからです。

具体的には、下記のようなスキルが身に付きます。

  • Webコンテンツの企画・制作
  • ユーザーが求めるものを理解する能力
  • トレンドをキャッチする能力
  • データ分析・改善
  • デザイン・写真に関する知識

モチベーションを維持するという観点では、フォロワーを増やして収益化までを見据えるのがおすすめです。

SNSと言っても種類がたくさんありますが、収益化しやすいSNSはYouTubeとInstagramです。理由は、SNS単体で収益化する手段が豊富だからです。

YouTubeの収益化手段
  • アフィリエイト広告
  • アドセンス広告(動画の途中で流れる広告)
  • YouTubeチャンネルメンバーシップ
  • スーパーチャット
  • 企業のタイアップ案件
Instagramの収益化手段
  • アフィリエイト広告
  • 企業のタイアップ案件
  • ライブ配信の投げ銭

SNSにはそれぞれ特性があるので、これなら自分にも続けられそうだと思う媒体を選定しましょう。

個人で企業から案件を受注する

最後3つ目は、個人で企業から案件を受注する方法です。

これは世の中のフリーランスと同じ土俵に立って仕事をすることになるため、企業からもしっかりとアウトプットを要求されます。十分にスキルが身について、個人で仕事ができるという自信がついたらチャレンジしましょう。

個人的な感覚値としては半年から1年程度本気でスキルを学んだら、個人で仕事を受けることもできるようになると思います。上で紹介したような自分のブログやSNSを立ち上げて稼いだ経験があればなお案件を取りやすくなるでしょう。

最初の案件として始めやすいのは下記のような手を動かす実務案件でしょう。

  • Web広告運用の代行
  • SNS運用の代行
  • SEO記事の執筆代行

戦略のアドバイスだけをするという仕事の取り方もありますが、最初からこれを取るのはおすすめしません。実績を積んで信頼が貯まってきたら、徐々にコンサルティング的な仕事内容に変えていくのが王道です。

下記の記事ではWebマーケティングの案件の取り方や副業で稼ぐ方法を詳しく解説しているので、興味があればぜひご覧ください。

未経験からWebマーケティングの副業で稼ぐ方法!種類、案件の取り方、始め方を解説

内容のまとめ

  • Webマーケティングはインターネット上で行う商品やサービスの販促活動のことで、売上や新規顧客獲得を目標とする
  • 大学生にWebマーケティングがおすすめな5つの理由
    • 理由1:集客ノウハウはビジネス戦闘力を高める
    • 理由2:アルバイト代わりの収入源が作れる
    • 理由3:平均年収が高く、将来性のある仕事
    • 理由4:インターネットやITの知識が身につく
    • 理由5:シンプルに楽しい
  • 大学生がWebマーケティングを勉強する方法
    • Webマーケティング本を読む
    • インターンシップに参加する
    • Webマーケティングスクールに通う
  • 大学生がWebマーケティングを実践する方法
    • ブログを立ち上げてアフィリエイトをする
    • SNSを運用する
    • 個人で企業から案件を受注する