Webマーケティングの仕事に向いてる人の特徴5選【10項目の適性診断付き】

Idea vector created by freepik – www.freepik.com


「Webマーケティングの仕事に興味があるけれど、自分にできるか不安…」
「Webマーケティングの仕事で成果を出せる人ってどんな人なんだろう…」

と感じていませんか?

筆者は6年間Webマーケティングの仕事をしてきましたが、一緒に仕事をしたWebマーケターの数は累計20名を超えます。

その中には、20年近く一つの会社でマーケターとして仕事をしてきた人、広告代理店から転職してきた人、事業会社で事業開発を行なっていた人、未経験からマーケターに挑戦する人など、様々な方がいました。

結果を出す人もいれば、なかなか結果を出せずに苦しむ人もいました。未経験からWebマーケティングの仕事にチャレンジした人で、仕事が辛くて別の職種にキャリアチェンジした人もいました。

当然ながら、Webマーケティングの仕事に向いてる人の方が結果を出して活躍しやすいです。そして、あくまで主観ですが色んなタイプのWebマーケターと仕事をしてきた経験から、Webマーケティングの仕事に向いてる人には明確に傾向があると思っています。

もちろん、例外はあると思いますが、職業には性格の向き不向きが反映されるものです。

本記事では、Webマーケティングの仕事に向いてる人の特徴を5個紹介します。当てはまっている数が多い人ほどWebマーケティングの仕事に向いている可能性が高いです。簡単にチェックできる適性診断も用意しているので、ぜひ利用してみてください。

また、記事の最後ではWebマーケティングに向いてる人が具体的にやるべきことも解説しています。

Webマーケティングに向いてる人の特徴

では早速、Webマーケティングの仕事に向いてる人の特徴を5個紹介していきます。

本記事はWebマーケティング未経験の方向けに書いているので、出来るだけ身近のイメージしやすい事柄を元に解説しています。

幼少期に周りと比べてゲームが強かった

みなさん、子供の時に一度はテレビゲームや家庭用ゲーム機で遊んだ経験があるのではないでしょうか。特に男性はゲームにハマっていた人も多いと思います。

友達の家に集まってゲームをすると、必ず1人は「ゲームが強い」と周りから言われている人がいます。そして、ゲームが強い人は、1つのゲームに秀でている訳ではなく、たいていどんな種類のゲームをやっても強いです。

最初はゲームのルールを把握する時間が必要なため、周りと比較しても力の差がそれほどないのですが、何時間かやっているとすぐにゲームの法則を見抜いて他と差をつけ始めます。

このように、ゲームが強い人は物事を構造的に捉えて理解する能力が高いことが多いです。

ただ闇雲に取り組むのではなくて、これは何をすれば勝てるゲームなのか、どんな法則で成り立っているのかを構造的に捉えて攻略します。

ゲームで負けて嬉しい人はいないので、ほとんどの人は勝つためにどうすれば良いかを考えるでしょう。しかし、ゲームが強い人は、構造的に理解して状況に適応するスピードが異常に速いのです。

筆者もこれまでに仕事をしてきたマーケターで成果を出している人はゲームが強い傾向にありました。テレビゲームだけでなく、カードゲームのようなゲーム性のある遊びについても同じような傾向があります。

これまでの人生でリーダー経験がある

これまでの人生、特に学生時代にリーダー経験がある人もWebマーケティングの仕事に向いていると言えます。

リーダー経験は全員が積める経験ではありません。クラスの学級委員長、部活のキャプテン、児童会役員、サークルのリーダー、など学生時代で積めるリーダー経験は限られています。

その中でも、リーダーに選ばれて経験を積んでいるということはそれ相応の理由があるはずです。周りの人から推薦されたり、自分で立候補したり、先生から指名されたり、何らかの理由でリーダーに選ばれています。

筆者自身も学級委員長や部活のキャプテンと様々なリーダーを経験しました。リーダーになると、これまでは考えなかった様々な問題に直面します。

  • どうすれば人に動いてもらうことができるのか
  • 全員が納得するような答えはあるのか
  • リーダーとしてみんなにどんな声を掛けるべきか

リーダーは試行錯誤する経験を経て、他人を巻き込んで物事を成し遂げる能力を磨くことができます。

マーケターは1つの施策を実行する際に多くの人や部署を巻き込みます。カスタマサポートと問い合わせ対応の方針を擦り合わせたり、オペレーション(現場)と情報共有を行ったり、商品開発部署と訴求内容を擦り合わせるといった具合です。

このように陣頭指揮を取ってプロジェクトを推進します。文字通りリーダーでなければいけません。相手の意図を汲み取ってコミュニケーションする能力や、最終意思決定者として決断する能力が求められます。

過去にリーダー経験があれば、これらの能力を身につけている場合が多く、マーケターに向いていると言えるでしょう。

気になることがあったら、とことん調べ尽くす

答えが分からない事柄に直面した時、皆さんはどのように対応しますか?

一般的に人の行動パターンは下記の3つに分かれるのではないでしょうか。

  • 何もせずに放置する
  • 人に聞いてすぐに答えを求める
  • まずは自分で調べる

この中でマーケターに向いているのは、まずは自分で調べる人です。気になることがあったら解決するまで放っておけない、納得のいく見解を得られるまで調べてしまう人はWebマーケティングの仕事に向いています。

マーケターの仕事には答えがありません。絶対に売れるプロモーション手法があれば誰もがやっていて、どの会社も儲かりまくっているはずです。

その前提の元、マーケターに求められていることは精度の高い仮説を立てることです。今ある材料(情報)の中から考えうる打ち手を網羅して、最善だと思う企画を実行していきます。

精度の高い仮説を立てるためには自分から情報を取りにいく以外の手段がありません。何もせずに放置するのは論外です。人にアドバイスを求めても自分たちが運営するサービスの本質を理解することは困難です。自分たちのサービスは自分たちが一番インサイトを把握しているからです。

最終的には、自分で考えて自分で意思決定していくしかないんです。

従って、とことん自分の頭で考えて納得のいく仮説を立てる力が求められます。普段から気になることは徹底的に調べて納得のいく答えを得ようとする癖がついている人はWebマーケティングの仕事に向いていると言えるでしょう。

没頭して気づいたら夜を迎えたという経験がある

さっきまで朝だったのに、1つのことに没頭していたら夜だったという経験はありませんか?それは、ゲームでもお絵かきでも勉強でもサッカーでも何でも構いません。

もし、あなたにもこのような経験があるなら、Webマーケティングの仕事に向いているかもしれません。とにかく時間が経つのを忘れるほど何かに集中できるというのはその人の特性の1つです。

マーケターの仕事は研究職的な側面があります。下記4つの過程をぐるぐる経ながら、最適解を見つけていく作業です。

施策が上手くいくかは分かりません。というよりほとんど外します。そんな中でも地道な仮説検証を積み重ねていく忍耐強さが求められます。

よって、①~④のプロセス自体を楽しめるくらいの方がメンタル的には良いでしょう。

何か1つのことに没頭できる人というのは、そのプロセス自体を楽しんでいることが多いです。プロセス自体を楽しめるからこそ、長時間苦もなく取り組むことができます。

人から「器用だね」と言われたことがある

人から「器用」だと言われたことがある人はWebマーケティングの仕事に向いてる可能性があります。

Webマーケティングは、売上を上げるという1つのゴールを目指していても、その過程で様々な施策を並行して実施しています。1つの施策だけに集中していればいい訳ではないため、マルチに施策を管理する能力が求められます

また、自分1人で仕事を進めることはできず、デザイナーやライター、カスタマーサポートなど様々な部署と密に連携を取る必要があります。

よって、何事も器用にこなすタイプが向いていると言えます。

器用というのは、全てを高いクオリティでできるという意味ではありません。力を入れるところは入れて、弱めるところは弱めるという調整が上手です。常に100%以上を維持すると疲れ果てて体力が持ちません。

「ここは70%でもOK」と割り切って考えられるからこそ、マルチに業務を遂行できてスピード感を持ってプロジェクトを推進することができるのです。逆に、何事も完璧にやり遂げないと気が済まないタイプはWebマーケティングの仕事に向いていないかもしれません

【やめとけ】Webマーケティングの仕事をおすすめしない人

ここまで、Webマーケティングの仕事に向いてる人の特徴を5つ紹介してきましたが、反対に向いていない人の特徴も気になることでしょう。

向いてる人の特徴で挙げた内容に当てはまらない場合は、向いていない可能性があると捉えてもらって構いません。また、その他に、以下のような方はあまりおすすめできません。

Webマーケティングの仕事はやめとけと思う人の特徴
  • 数字のプレッシャーが強い仕事がやりたくない
  • 一時的にでも残業が多いのは嫌だ
  • 自分で100%成果をコントロールできる仕事がいい
  • 情報のキャッチアップや勉強をする習慣がない
  • マニュアルがないと手を動かせない

ここで記載した内容の詳細は「Webマーケティングは「やめとけ」と言われるのはなぜ?現役マーケターが真相を語る」で解説しているのでチェックしてみてください。

また、一般的にWebマーケティングの仕事が辛い・しんどいと言われている理由は「マーケティングの仕事が辛いと感じてしまう理由8選【現役マーケターが語る】」で解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。

複数項目に当てはまってしまう人は、Webマーケティングの仕事を始めても、すぐに辛い・辞めたいと感じてしまうかもしれないので、慎重になったほうが良いでしょう。

【10項目で分かる】Webマーケティングの適性診断

Webマーケティングの仕事に向いてる人の特徴とやめとけと感じる人の特徴をそれぞれ紹介してきましたが、どちらにも当てはまる項目があると「結局、自分は向いてるの?」と感じるかもしれません。

そこで、Webマーケティングの仕事に向いてるかどうかの適性診断ができるチェック項目を用意しました。

以下のチェック項目を確認して、自分が何個当てはまるか数えてみてください。

適性診断のチェック項目

◻ ゲーム(カードゲームやボードゲームでも可)は比較的強いほうだ

◻ これまでの人生でリーダー経験がある(仕事以外の経験でも可)

◻ 日常的にビジネスニュースをチェックする習慣がある

◻ 一日中一つのことに没頭した経験がある

◻ 人から「器用だね」と言われたことがある

◻ マニュアル通りやるより、マニュアルを作るほうが好きだ

◻ テキストの説明や提案書が分かりやすいと言われたことがある

◻ 数字をミッションにすることが苦ではない

◻ ITやテクノロジーに苦手意識がない

◻ 1人よりもチームで仕事をする方が好きだ

あなたはいくつ当てはまりましたか?

当てはまった数を確認して、以下の表と照らし合わせてみてください。

当てはまった数 適正度合い 診断結果
8個以上 ★★★★★ Webマーケティングの仕事に向いています。
スクールに通ってスキルを身につけたり、Webマーケターへの転職活動を始めましょう。
6 ~ 8個 ★★★★☆ Webマーケティングの適性がある可能性が高いです。
まずは独学や副業からスモールスタートして、仕事にしたいか判断してみてください。
5個以下 ★★☆☆☆ Webマーケティングの仕事に向いていない可能性があります。
再度、自分の強みを見直して、別の職種も検討してみましょう。

いかがでしょうか?

あくまでもここでの適性診断は現時点での素質を判断するものです。これからの努力でカバーできる部分もあるので、少しでも興味がある方は、次に解説するアクションを取ってみてください。

Webマーケティングに向いてい人は何をすればいい?

最後に、ここまでの内容を踏まえて、Webマーケティングに向いている人が具体的に取るべきアクションについて解説してきます。

Webマーケティングを独学してみる

いきなりWebマーケティングの仕事を始めるのは不安な方は、まずは独学からスタートしてみてください。おすすめはWebマーケティング本を1冊読んでみることです。

本以外にも、無料で読めるWebマーケティング専門サイトや、講座・eラーニングなども最近は充実しています。自分にあった学習方法を選んで、Webマーケティングの勉強をしてみましょう。

Webマーケティングの独学勉強法やおすすめのサイトは「Webマーケティングの独学勉強法を実践者が解説【転職・稼ぐ方法も分かる】」に記載しているのでご覧ください。

Webマーケティングの副業をしてみる

独学をしていると、学んだことをアウトプットしたいと思い始めるかもしれません。そんな時は、Webマーケティングの副業を始めてみてください。

とはいえ、Webマーケティング未経験の状態で企業から副業案件を獲得することは難しいです。知り合いや友人なら案件をくれるかもしれませんが、多くの人に取っては可能性が低い選択肢になるでしょう。

そこで、未経験でもできる副業として、自身のブログを開設することをおすすめします。ブログは初期費用も1~2万円でスタートでき、実践を通じて多くのWebマーケティングスキルを身につけられます。

ブログで身につくWebマーケティングスキル
  • Webサイト制作スキル
  • 文章で物を売るスキル
  • SEO(検索エンジン最適化)スキル
  • 広告ビジネスへの理解
  • アクセス解析スキル

ブログのアクセスを集められれば、広告収益を得て副業で稼ぐことも可能になります。

詳しくは「Webマーケティングを学ぶのにブログが最適である理由【始める手順も解説】」に書いているので、チェックしてみてください。

未経験でWebマーケティング転職する

自分はWebマーケティングに向いているから、今すぐ仕事を始めたい人は転職活動を開始しましょう。実務未経験でのWebマーケティング転職は簡単ではないですが、最初は誰しも未経験です。

よって、企業もポテンシャル枠として未経験者採用を行っているので、未経験でも転職は可能です。筆者も何名もの未経験マーケターを採用してきた実績があるので、事実ベースで未経験でも転職可能であると言えます。

転職活動時は転職エージェントや転職サイトの活用は欠かせません。「Webマーケティング転職に人気の転職エージェント・転職サイト」をチェックして、転職エージェントと転職サイトを併用しながら転職を成功させましょう。

Webマーケティングスクールに通ってみる

独学よりも効率よく最短でスキルを身につけて、Webマーケティングの実力をつけたい人はWebマーケティングスクールに通うことを選択肢に入れましょう。

Webマーケターの転職を目的にするのであれば転職実績No.1の「マケキャンbyDMM.com」、フリーランス・独立してWebマーケティングの案件を獲得できるようになりたいのであれば、案件獲得保証が付いているWannabe Academy」や「Be Marketer」がおすすめです。

その他にも「おすすめのWebマーケティングスクールを徹底比較【目的・地域・特徴別に紹介】」では、おすすめのWebマーケティングスクールを徹底比較しています。

複数の無料カウンセリングに参加して、自分に合ったスクールを選びましょう。

内容のまとめ

Webマーケティングに向いてる人の特徴や、向いてる人が取るべき具体的なアクションについて解説してきました。

決して今回紹介した内容が全てではなく、あくまで参考程度にしてください。Webマーケティングの仕事に挑戦したいという強い意志があれば、向き不向きに関わらず一度挑戦してみても良いでしょう。

一方で、自分に向いてる仕事の方が楽しく長く続けられるという側面も必ずあります。

本記事の内容が少しでもキャリアの参考になっていれば嬉しいです。